【東京盃】船橋の8歳馬キタサンミカヅキが差し切り!同一レース連覇達成!

キタサンミカヅキ

10月10日(水)、大井競馬場11Rで行われた第52回東京盃(Jpn2)(3歳上 別定 1着賞金3500万円 ダート1200m)は、森泰斗騎手騎乗の2番人気・キタサンミカヅキ(牡8、船橋・佐藤賢厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:12.1(良)。

2着にアタマ差で6番人気・ネロ(牡7、栗東・森厩舎)、3着には1.1/4馬身差で4番人気・グレイスフルリープ(牡8、栗東・橋口慎厩舎)が続いた。
なお、1番人気のマテラスカイ(牡4、栗東・森厩舎)は4着に敗れた。

マテラスカイが若干立ち遅れるも、押してハナを奪う。この直後にネロ、サクセスエナジー、グレイスフルリープ、それらのポケットにキタサンミカヅキといった先行集団。直線を向いてもマテラスカイが粘るが、残り100m付近で後続に飲み込まれ、ネロが一旦は先頭に立つ。外からグレイスフルリープ、内からキタサンミカヅキが迫り、最後はキタサンミカヅキが差し切った。

勝ったキタサンミカヅキは、2017年の東京盃(Jpn2)で重賞初勝利を挙げ、今年で同一レースの連覇達成。8歳となった今年も交流重賞で安定した走りを続けており、11月に京都で行われるJBCスプリント(Jpn1)に向けて順調な過程を踏んでいる。馬主は(有)大野商事、生産者は日高町の広中稔氏。鞍上の森泰斗騎手はこれが交流重賞初勝利となった。

1着 キタサンミカヅキ(森泰斗騎手)
「(直線は)スペースがあまりなくて、でもそこしか進路がなくて、ねじ込んでいきました。(戦前の感触は)調教に乗せてもらったりしながら状態自体は前走以上だと感じていましたし、返し馬の雰囲気も落ち着いていましたし、凄く良かったです。(序盤は)先行が予想された馬たちが同厩舎であったりとか、予想よりもオーバーペースにならないんじゃないかという可能性を頭に入れながらある程度取り付こうと思って出していきました。(4コーナーでは)マテラスカイは割とマイペースで逃げていたので、捕まえられるかな?という感じだったんですけど、この馬は追ってから凄く良いので、信じて追っていました。前の馬たちも凄く強いので、なかなかスパッと交わせませんでしたが一生懸命追っていました。(最後は)ちょっと出たと思いました。嬉しかったです。この馬が凄く強いので、自信を持って乗らせて頂きましたし、次のローテーションは僕が決めることじゃないですけど、どこに行っても自信を持って乗れると思います。

(森騎手自身初の交流重賞勝利)情けないといいますか、2着が多かったりとか、なかなか手が届きそうで届かなくて、自分自身に情けないと思っていました。これをキッカケにこれからはバンバン勝ちます。また応援してください。(最後に)キタサンミカヅキは本当に凄く強い馬で、競馬の度に凄く楽しみでワクワクしながら乗せてもらっています。この馬に乗って負けたことがないので、良いイメージしかないです。これからも勝ち続けていきたいと思っています。これからも強い相手と戦っていくと思いますけど、地方競馬代表として胸を張って戦いたいと思います」

2着 ネロ(戸崎騎手)
「惜しかったです。前に行きそうな馬がいて、展開はイメージどおりでした。直線でちょっと耳を絞ったり、内に刺さるところがあっただけにあと一歩でしたね」

3着 グレイスフルリープ(ルメール騎手)
「すごくいい競馬をしてくれました。残念だったのは今日は外枠だったこと。前にいく馬がたくさんいたし、外を回らされてしまいました。それでも頑張っていたし、次ですね。チャンスはありそうですよ」

4着 マテラスカイ(武豊騎手)
「いつものダッシュではなかったですね。手ごたえも悪くなかったんだけど…。直線で手前を換えないところがあるので、直線の長い大井はそこが気になっていました。JBCは合うと思うし、出られるといいんだけどね。賞金をあまり持っていないからね…」

  • キタサンミカヅキ
  • (牡8、美浦・古賀史厩舎)
  • 父:キングヘイロー
  • 母:キタサンジュエリー
  • 母父:サクラバクシンオー
  • 通算成績:52戦11勝
  • 重賞勝利:
  • 17~18年東京盃(Jpn2)

キタサンミカヅキ

キタサンミカヅキ

キタサンミカヅキ

キタサンミカヅキ


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