【さきたま杯】果敢にハナ切ったウインムートが後続を完封し重賞2勝目!

ウインムート

5月29日(水)、浦和競馬場11Rで行われた第23回さきたま杯(Jpn3)(4歳上 別定 1着賞金3100万円 ダート1400m)は、和田竜二騎手騎乗の4番人気・ウインムート(牡6、栗東・加用厩舎)がスタート後押してハナを主張し、道中マイペースに持ち込むと、直線では迫るサクセスエナジーを抑えて優勝した。勝ちタイムは1:25.3(良)。

2着に2馬身半差で1番人気・サクセスエナジー(牡5、栗東・北出厩舎)、3着には2馬身差で2番人気・キタサンミカヅキ(牡9、船橋・佐藤賢二厩舎)が続いた。

勝ったウインムートは父ロージズインメイ、母は小倉2歳Sを制したコスモヴァレンチ、全兄にJBCスプリントを制し、高松宮記念でも2着のあったドリームバレンチノがいる血統。

15年夏に札幌で新馬勝ちを収めると、条件戦で力をつけ、17年2月にオープン入り。以降エニフS、栗東S、天保山Sと関西ダート短距離オープンを制圧。昨年12月末の兵庫ゴールドトロフィーで悲願の重賞初制覇を果たしていた。

馬主はウインレーシング、生産者は新冠町のコスモヴューファーム。

ウインムート

1着 ウインムート(和田竜二騎手)
「前走で結果を出せず、心配していましたが、勝つことができて、ホッとしています。具合が良くて、返し馬の動きから『今日は勝負になるな』と思いましたね。スタートはもともと速い馬ですが、躓いてヒヤッとしたとのの、その後が速かったです。

3〜4コーナーが特殊な形態のコースですし、そこで追いつかれなければと思っていましたし、逃げたことで遊びながら走っていたほどです。他馬を気にする面もありますし、追われた方が力を出すので、前回を踏まえて、思い切っていこうと思っていました。晩成タイプの血統ですし、古馬になって力をつけていますね。秋に浦和で大きいレースを控えている中、強い勝ち方ができて良かったです」

2着 サクセスエナジー(池添謙一騎手)
「ゲートを出て3歩目で躓いてしまいましたが、その後はすぐに取り付いてくれました。向こう正面でも外目に出せましたし、4角を回る時は手応えも十分。勝ち馬を交わせると思いましたが…。ゲートを躓いたこと以外はいいレースが出来ました」

4着 サンライズノヴァ(戸崎圭太騎手)
「ゲートは上手に出てくれました。浦和コースで長く脚を使って、ハマらないか、という期待はあったのですが、スピード負けをした感じですね。距離は走りやすいですが、躍動感を活かせるような広いコースの方が良かったようです」

5着 モーニン(藤井勘一郎騎手)
「浦和コースですし、2番手の競馬で積極的な競馬をイメージしていました。ポジションはとれましたが、集中力の問題ですかね…。コーナーでフワっとしてから、バタバタになるかと思いきや、そこから盛り返しているように、精神面を上手く乗せることが課題に感じました」

  • ウインムート
  • (牡6、栗東・加用厩舎)
  • 父:ロージズインメイ
  • 母:コスモヴァレンチ
  • 母父:マイネルラヴ
  • 通算成績:32戦10勝
  • 重賞勝利:19年さきたま杯(Jpn3)
  • 18年兵庫ゴールドトロフィー(Jpn3)

ウインムート

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