名牝ウオッカの5番仔タニノミッションが鋭い末脚を見せて圧巻の新馬V!…東京新馬

タニノミッション

10月20日(土)、4回東京6日目4Rで2歳新馬(芝1600m)が行なわれ、道中インコースで運んだJ.モレイラ騎手騎乗の2番人気・タニノミッション(牝2、栗東・中竹厩舎)が直線で外に出されると一気に加速。先に抜け出したノーワンを一瞬で捉え、そのまま1着でゴールイン。勝ちタイムは1:36.8(良)。

2着には2馬身差で4番人気・カナロアガール(牝2、美浦・田村厩舎)、3着にはクビ差で5番人気・ノーワン(牝2、栗東・笹田厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたハーメティキスト(牡2、美浦・木村厩舎)は4着に敗れた。

勝ったタニノミッションは父が英G1スプリントCの覇者で、産駒が世界各国でG1を勝っているインヴィンシブルスピリット、母は日本ダービーやジャパンCなどG1を7勝したウオッカという良血馬。5番子にあたる本馬のこの勝利が、ウオッカの子どもとしては初めての新馬勝ちだった。馬主は谷水雄三氏、生産者は愛のYuzoTanimizu

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1着タニノミッション(モレイラ騎手)
「能力がある馬ですが、まだ新馬で精神が安定していません。直線でもステッキを使っていないのに内にモタれるところを見せました。能力は高いですし、これから精神面が成長してくればとても楽しみです」

2着カナロアガール(田村調教師)
「トビが大きい馬で小脚を使えないので、スタートはモタモタするだろうと思っていました。稽古でしっかり乗り込んできていたので脚を使えると思っていましたし、エンジンがかかってからはその通りによく伸びてくれました」

3着ノーワン(武豊騎手)
「思ったよりダッシュがついて、良い位置で流れに乗れました。手応え良く直線に向けましたが、勝ち馬にビュッと来られて寄られたことが痛かったです。それが無ければ2着はありました。まだ成長途上ですし、使いながら良くなってくると思います」

4着ハーメティキスト(M.デムーロ騎手)
「よく頑張っています。思ったより瞬発力はありませんでした。今日はペースが遅くて内がゴチャゴチャしましたし、少し外に出す形になってしまいました。もったいなかったです」

5着マイティウェイ(大野騎手)
「センスの良い馬ですね。切れ負けした格好になりましたが、最後もバタッと止まっていませんし良いと思います」


タニノミッション
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