【JBCクラシック】昨年2着ケイティブレイブ福永「勝って暮れのチャンピオンズCに」

ケイティブレイブ

昨年2着のリベンジを狙うケイティブレイブ

31日、JBCクラシック(Jpn1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

昨年の2着馬で、前走、日本テレビ盃1着のケイティブレイブ(牡5、栗東・杉山厩舎)は、福永祐一騎手を背に坂路で追われ、4F52.7-38.8-25.8-13.3秒をマークした。追い切り後に行われた共同会見での福永祐一騎手のコメントは以下のとおり。

【福永祐一騎手のコメント】
「(前走の日本テレビ盃を振り返って)休み明けの一戦でしたが、正直、コンディション的にはまだトップコンディションではないなという印象は受けていたのですが、競馬は非常に上手に走ってくれて、昨年の同じレースも同じような形でレースはしていたのですが、昨年は伸び切れずにまけてしまいましたが、今年はキッチリ最後も脚を使ってくれて、いい形で勝ってくれたなと思いました。昨年、同レースで負けた時に、こういう王道の競馬で勝ってほしいというコメントを残したのですが、1年経って、いろいろな経験を経て、馬自身も成長した証を見せられたと思いましたし、コンディション的に1度使われて更にアップしていますので、競走馬として完成されてきたなという印象を受けています。

(先週の段階での様子は)時計自体は遅かったのですが、動きのクオリティは高かったですね。非常に躍動感があって、非常にいい動きだったと思います。(最終追い切りは)坂路での走りと下のウッドチップでの走りが違う馬で、坂路ではある程度タイムは出るのですが、乗っていていい動きをする馬ではなくて、今日も馬場が重い馬場で少し脚をとられながら走りにくそうにはしていましたが、及第点のタイムが出ていたと思いますし、いつも通りかなと思います。

(今回の舞台は京都)昨年のJBCと比べても、まるっきりコース設定が違うので、あまり参考にはならないと思いますけども、昨年のチャンピオンズCでも4着と負けてはしまいましたが、内枠からタフな競馬で頑張っていましたし、そんなに心配はしていないですね。

(勝つにはどのあたりがポイント?)競走馬にはそれぞれの個性があって、自分が一番力を発揮できるスタイルというか、ポジション、型があると思うのですが、元々個性が強い馬で、最初に騎乗依頼をいただいた時は逃げなければ勝てない馬でした。それが、帝王賞で躓いて差す形で勝てたということで、可能性が随分広がったと思いますし、その中で王道の2~3番手だとなかなか脚が溜まらない馬でしたが、そこがうまくできるようになりました。G1を勝つにあたって条件が特定されない馬になってほしいという思いがありましたから、そういう意味ではどういった流れにも対応できるように現状はなっていますし、枠は運なので、いい枠に当たってくれればいいなと。それだけです。

(中央初開催のJBCクラシック、最後にメッセージを)初めての試みですし、1日にG1レースが3つ開催されるのもJRAでなかったことですから、そういった特別なレースを勝ちたいという思いは強いですし、何より今回に限ってはダートのチャンピオンホース2頭、ゴールドドリームとルヴァンスレーヴが出走してきていないので、簡単ではないと思いますが、3強の一角に入りたいなという思いは強いです。だから、何としてもここは勝って、暮れのチャンピオンズCに行きたいなという思いではいます」