北海道2歳優駿の着順誤審判定について

ウィンターフェル

11月1日(木)に門別競馬場で実施された第45回北海道2歳優駿(Jpn3)(2歳 定量 1着賞金2500万円 ダート1800m)において、1着馬ウィンターフェル(牡2、北海道・林和弘厩舎)と2着馬イグナシオドーロ(牡2、北海道・角川秀厩舎)で確定していた判定に誤りがあったとホッカイドウ競馬が発表した。

レースは4コーナーで早めに進出したウィンターフェルが内で逃げ粘るイグナシオドーロと激しい叩き合いを演じ、ゴール板まで一進一退の攻防が続いたが、レース後1着ウィンターフェル、ハナ差の2着イグナシオドーロで確定した。

しかしレース確定6分後、決勝審判員2名が着順判定写真を再確認したところ、わずかにイグナシオドーロのハナが出ていることが判明。誤審判定について開催執務委員長に報告された。原因は2名の決勝審判員の確認不足とされる。

この結果正しい到達順位は1着が2番のイグナシオドーロ、2着が7番のウィンターフェルとなった。

既に着順が確定し支払われている払戻金については有効なものとして取り扱われ、正しい到達順位の払戻金相当額を支払う方向で関係機関が協議しているものの、具体的な払い戻し方法などについて詳細は改めて発表されるとのこと。

ホッカイドウ競馬は今後の開催に向けた決勝審判の体制について、「同様な誤審判定を二度と起こさないよう、到達順位の判定作業について体制を強化し、再発防止に努める」とし、「ファンの皆様はじめ関係者の方々には多大なるご迷惑をおかけし誠に申し訳ありません」とコメントを発表している。