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高松宮記念・毎日杯/平林雅芳の目
2010/3/30(火)
日曜中京11R高松宮記念(GⅠ)
芝1200m
勝ちタイム1.08.6
勝ち馬:キンシャサノキセキ(牡7 美浦・堀厩舎)
■大接戦のゴール前、僅かにキンシャサノキセキが出ていた。
先週は差し馬ばかりの直線の攻防だったが、今週は逃げ馬が粘る馬場コンディション。内を固めてあるのか、伸びがいい。
そんな中で行われた改築前最後の高松宮記念。
ゲートでアルアルティマトゥーレが躓いた。そんな波乱のスタートから、ゴール前は5頭が頭を並べる大接戦となった。
だが、1番人気キンシャサノキセキの態勢が有利でのゴールではあった。
スタートは五分だと思ったが、その後に躓いたのか、注目のアルティマトゥーレの位置が悪くなった。外からいつもの好発を決めたビービーガルダンが一番先にいた。
しかし、最内からセブンシークィーンが押しておして先頭にと出て行った。
ヘッドライナーもおっつけて前に出て、エーシンエフダンスが続いた。
外のビービーガルダンは、持ったまま。絶好のポジションから楽に追走した。キンシャサノキセキも五分のスタートを決めて、好位の馬群の中でいい手応えである。
最内では、アルティマトゥーレもスタート直後の位置より前に上がれて、中団ぐらいの悪いポジションではない。すぐそばにはファイングレイン、さらに外にはエーシンフォワードがいる位置だ。
流れはけっこう速そうで、その先頭グループが3コーナーを過ぎて最後のコーナーにかかるところでは、だいぶ馬群が凝縮されてきた・・。
直線に入って、セブンシークィーンに代わってヘッドライナーが馬場の真ん中を先頭に立ち、ゴールを目指した。4コーナーのコーナーリングもいい感じで廻ってきたキンシャサノキセキが、そのすぐ後ろに迫り、そして前に出た。
その後ろを、馬群をさばいてきたアルティマトゥーレが、キンシャサノキセキの内へと入り迫って行った。
外からは、ビービーガルダン。鞍上の安藤勝Jの水車ムチがうなってグーンと伸びて来た。そしてその外、エーシンフォワードの伸びも悪くはなかった。
一旦伸びかけて先頭に出ようかと思えたアルティマトゥーレの勢いが、逆に止まりだ出した。まだキンシャサノキセキの先頭はキープされている。楽に抜け出るのかと思わせるものの、伸びて行かない。
もう少しでゴールというところで、外から一気にビービーガルダンが姿を現して、勢いも鋭く鼻面を並ばせてのゴールとなった。
その外からエーシンフォワードも迫って来ていたが、態勢的は完全に不利で3着の様子だ。
後ろでは、サンカルロが中を割って猛追して来ていたのが判る。
はたして先頭はどっちか。ビービーガルダンが差したのか、キンシャサノキセキが粘ったのか。実に微妙な差での写真判定の結果を待った・・・。
結果、内のキンシャサノキセキが何とか粘っていた。
またもやハナ差負けとなったビービーガルダン。大きなハナ差である。
これで。4連勝でスプリント界の頂点に立ったキンシャサノキセキ。
9月24日の南半球生まれの遅咲きである。だからこそ、最近の充実ぶりがわかるし、手がつけられないほどの安定性だ。
ついに10勝めを勝ち取った、おそるべき7歳馬である。
堀調教師に、初のGⅠ勝利をプレゼントしたのであった・・。
土曜阪神10R毎日杯(GⅢ)
芝1800m
勝ちタイム1.49.3
勝ち馬:ダノンシャンティ(牡3 栗東・松田国厩舎)
朝からルーラーシップと人気を二分していたダノンシャンティ。最後は3番人気となったが、やはりファンの目は肥えている。
直線では俺が主役とばかり、持ったままで先頭に押し出て、後続をシャットアウトしたものであった。
注目のリルダヴァルがは直線で伸びあぐね、ルーラーシップは痛恨の出遅れが響いて5着と敗退した・・。
まずは、スタートでルーラーシップの岩田Jがドスンと腰を下ろす様なアクション。上へと飛び上がるようなスタートで出遅れてしまった。
コスモヘレノスの出もあまり良くなかった。外からシャイニーナイトがジワッとした感じで前に出て、その内からミッキードリームが上がり、2番手となった。
内からザタイキ、外へリルダヴァル。その後ろ目にダノンシャンティがつける位置取りとなった。
2コーナーを横に見ながら、向こう正面へと向かった。コスモヘレノスが上がって、5番手のダノンシャンティの内、すぐ後ろぐらいにつけた。
流れはかなりユッタリで、ダノンシャンティはやや掛かり気味ぐらいの行きっぷりだ。
そして3コーナーを過ぎて4コーナーへと向かったが、隊列はほぼ変わらなく淡々と進んでいた。
前半1000メートルが1.02.3。巧い先行ペースを造ったシャイニーナイトが先頭で、1馬身半ぐらい後ろに、ミッキードリームが続き直後にリルダヴァル。その後ろが、内にザタイキで、外ダノンシャンティが凄い手応えで追走。
そして直線へと入って来た。先頭シャイニーナイトの1馬身後ろでミッキードリームが押していて、さらに、リルダヴァル、その外へダノンシャンティが上がって来ていた。
一番内ラチ沿いを進むのがルーラーシップで、ザタイキの横あたりにいた。
残り300メートル地点を過ぎたあたりで、前の馬がステッキを入れたり押しているのに、リルダヴァルの外へ馬体を併せてきたダノンシャンティは持ったまま。
残り200メートルの1ハロン標識のところで、突然ザタイキが前に崩れるように沈んだ。後はもう私はレースを見ていなかった…。
後日、ビデオを見ながら、そこから先を書いている。
先頭のシャイニーナイトに並びそうなミッキードリームだが、もうすでに隣にはダノンシャンティが迫って来ていて、伸びは全く違っていた。
そして安藤勝Jが追い出しにかかった。ステッキも使わずに手綱をしごくだけ。それでいて前にどんどんと出ている。内ではミッキードリームが、シャイニーナイトを交わして2番手に上がった。やっとリルダヴァルにもエンジンがかかったのか伸びだして、3番手に上がろうとしている。最後はギリギリ3着に上がったか・・。
ゴールまでの上がり3ハロンが、11.5~11.1~11.5の完全に上がり勝負となった。そこを持ったまま上がって来れるダノンシャンティの凄さ。
デビュー戦から毎回34秒台の脚を使える馬。前走のハンソデバンドにハナ差負けが如何に凄いものかを証明するものであった。ここでは切れの絶対値が違うようであった。皐月賞へは向かわず、NHKマイルカップからダービーのローテーションとなりそうだ。
ミッキードリームは賞金を加算した。リルダヴァルは、火曜朝に片山助手が池江郎先生に聞いたところ、パドックでも感じていたが、やや力み過ぎの感じだった様子。大人びた競馬をしていた馬が、今回は逆に若さを覗かせている感じとなっていた様子。でも一度使われた事でいいガス抜きは出来たはずで、次走が大いに楽しみになるのは間違いない・・。
何れにせよ、ダノンシャンティのひとり勝ちと言っていいレースであった・・。
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