【チャンピオンズC】末脚魅力ノンコノユメ内田博「今は充実してきている感じ」

ノンコノユメ

チャンピオンズCへ向けて調整されるノンコノユメ

28日、チャンピオンズC(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、JBCクラシック4着のノンコノユメ(セ6、美浦・加藤征厩舎)は、内田博幸騎手を背に南ウッドチップコースで追われた。タイムはキリのため計時不能。

【加藤征弘調教師のコメント】
「今季3戦目ですしそれほど負担にならないように、最終追い切りは大きく伸び伸び走らせるように指示をしました。私としてはモヤであまりよく確認できませんでしたが、内から併走馬がきたときもしっかりハミを取ってもうひと伸びしていたと内田騎手が話していました。ここまで順調にきています。前走は向正面で変則的に流れが速くなる部分があって、そこで離されてしまったことが痛かったですけど、離された割りには最後もよく詰めてくれたと思います。スタートに関する調整は、レース直前に枠入れの練習をさせてから臨もうと思っています。中京コースは直線が長いですけど、最終コーナーの入り口がキツくて回り辛いですけど、今回で4回目の出走になるのでさすがに上手になっていると思います。乗り方についてはジョッキーに一任しているので、全て任せるつもりです。この馬に関しては枠はどこでも構いませんし、ペースが流れて終いが生きる展開になればと思っています。レースごとに馬の気分が違っていて、ここ2戦はスタートが良くなかったり直線でも物見をしたりしていましたからね。最後まで集中して走ってもらいたいと思っています」

【内田博幸騎手のコメント】
「この馬は後ろから行くタイプの馬ですし、前走はそれを想定した形で競馬をしました。4回コーナーを回るコース形態も久々だったと思いますが、よく対応してくれましたし直線は良い脚で伸びてくれました。最終追い切りもいつもと変わらない状態でしたし、良い感じできていると思います。この中間はゲート練習もしっかりしています。ここ2戦はどうしてもゲートで敏感になり過ぎていますし、少しでも落ち着いてくれればと思います。先行するタイプではありませんし、あまり人間がピリピリすると馬に伝わってしまうので、馬の出たいようにゲートを出してあげることがベストかと思います。馬が競馬を分かっていますし、今は充実してきている感じです。この馬は、普通なら届かないんじゃないかというところから良い脚を使って伸びてくれることが1番の魅力です。中京コースは直線は長いですけど、先行有利というイメージがあります。それをどうやって追い込み有利にしていくかですね。この馬の気分を壊さず、馬の力を引き出せるように上手くコントロールしていきたいです」

ノンコノユメ

チャンピオンズCへ向けて調整されるノンコノユメ