トレセンレポート【大阪杯】ドリームジャーニー

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大阪杯の主役は、やはりドリームジャーニー(牡6、栗東・池江寿厩舎)。

昨シーズンは、このレースでダービー馬、ディープスカイとの差し比べを堂々と制し、宝塚記念、有馬記念と両グランプリの制覇につなげた。

池江泰寿調教師は、完全にひと皮むけた理由をこう話す。
「小さな体のうえ、飼い食いも細かったので、ずっと落ち着かせることに主眼を置いたスタイルを変えられなかった。それが、昨春以降は精神的にどっしりし、体質の強化も目覚しく、常識的な負荷をかけられるようになったんです」

今季の緒戦、京都記念は、ブエナビスタ、ジャガーメイルに遅れを取ったが、決して悲観する内容ではなかった。担当の山下正一調教助手も、さらなる飛躍を見込んでいる。
「前走はペースがすべて。メンバー中で最速となる33秒3の上がりを駆使していますからね。プラス12キロの体重でしたが、もっと増えてもいいくらい。中間も順調そのもので、以前とは中身が違いますよ。今回は59キロを背負います。過去2回(オールカマー2着と京都記念)は勝ち切れませんでしたが、今度は克服してくれるのでは」

阪神の芝は6戦4勝。内回りに限れば、宝塚記念を含めて重賞を3戦3勝と、最も得意とする条件である。次のターゲットである天皇賞・春に向け、ここは負けられない。

ドリームジャーニー
(牡6、栗東・池江寿厩舎)
父:ステイゴールド
母:オリエンタルアート
母父:メジロマックイーン
通算成績:25戦9勝
GⅠ勝利:
09年有馬記念(G1)
09年宝塚記念(G1)
06年朝日フューチュリティ(G1)