【ホープフルS】デキ万全ニシノデイジー勝浦「状態面で心配するところはない」

ニシノデイジー

ホープフルSへ向けて調整されるニシノデイジー

25日、ホープフルS(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、東京スポーツ杯2歳ステークス1着のニシノデイジー(牡2、美浦・高木登厩舎)は、勝浦正樹騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F70.3-55.0-39.7-13.0秒をマークした。

【高木登調教師のコメント】
「最終追い切りは時計も指示通りでしたし、少しハミを取るところもありましたが我慢もきいていたので良い内容だったのではないかと思います。状態は間違いなく良いと思います。正直この馬は初戦から勝ち負けになると思っていましたし、初戦、2戦目はまだ本気で走っていない感じで能力はこんなものではないと思っていました。経験を積みながら競馬が上手になってきましたし、前走も初の輸送競馬もクリアして速い時計にも対応してくれました。体重が増えていたのも成長分だと思います。

前走は道中でハミを取っていたので心配しましたが、ジョッキーに聞くと前にスペースがあいていたのでハミを取ったものの馬の後ろに入れれば問題ないと話していたので、大丈夫なんだろうと思います。突出した武器がある訳ではありませんが平均的に能力が高い馬だと思いますし、これといった不安もなくレースに臨めます」

【勝浦正樹騎手のコメント】
「最終追い切りは特に指示はありませんでしたが、さほどやらなくてもいいという感じでした。追い切りで抜群の動きをするというタイプではありませんし、順調にきていると思います。前走のときよりも今回の方が調教過程は良いですし、状態面で心配するところはないと思います。前走の前から勝つならホープフルステークスの方かなと思っていましたし、距離2000という条件は合うと思います。有馬記念は終い結構時計がかかっていましたし、そのような馬場状態はこの馬にとって良いと思います。

新馬、未勝利と勝ちに行く競馬をして、札幌2歳ステークスと東京スポーツ杯2歳ステークスはこの馬の力を計りたいと思っていたのでどのくらいやれるかという感じで乗りましたが、それが結果に繋がったかという感じがします。レースでは道中少しかかっているような感じになりますが、体力を消耗している訳ではありませんし不安はありません。ポジションを下げているつもりはありませんが、思ったより後ろの位置からの競馬になっているのでペースが流れてくれた方が良いと思います」