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大阪杯/平林雅芳の目
2010/4/6(火)
日曜阪神10R大阪杯(GⅡ)
芝2000m
勝ちタイム1.59.5
勝ち馬:テイエムアンコール(牡6 栗東・柴田見厩舎)
■中山記念2着はフロックでなし、テイエムアンコールだ。
どうしても道中はドリームジャーニーと武豊Jが乗る予定であったヤマニンキングリーを観ている。ただテイエムアンコールが凄くいい位置で競馬しているなとは思っていた。直線1ハロンで内からヤマニンキングリーが先頭に踊り出た時には、「やっぱりか」とも一瞬思ったものだし、最後外からドリームジャーニーが上がって来た時も、「やっぱり来たな」と思ったのだが、ゴールでは「ヘーッ」と思わず口から出ていた結果でもあった。
返し馬のドリームジャーニーを観ていると、つる首で本当にいい感じである。
59キロを背負っても「大丈夫、関係ないな」と思えた。そしてヤマニンキングリーは、相変わらず毛艶のあまり出ない毛色の馬体。こんなものだろうが、中身は違うだろうと期待感一杯でいた。
そしてゲートオープン。外からドリームジャーニーも押して行っていたし、今日はけっこう前でレースをするものなんだと思って見ていた。しかし最初のコーナーを廻ってみる、とやはりいつもぐらいの位置であった。
ショウナンライジンが逃げて、フィールドベアーがすぐに2番手。サンライズベガも前で競馬である。離れた4番手にテイエムアンコール、内々をヤマニンキングリー。エアシャトゥーシュが続き、すぐ後ろの内めにゴールデンダリア、外がドリームジャーニーである。
3コーナーを廻るあたりからピッチが上がり、先行するグループと後続の差が一気に詰まって行った。
4コーナーを廻って、先頭にはフィールドベアーが立ち、サンライズベガがその外へとなった。
そして直線へと向いた。内めをついていたヤマニンキングリーが、フィールドベアーを抜いて先頭に立った。外ではドリームジャーニーがまくり気味に上がって来ていた。
後でビデオで直線の攻防を観た。
内めを走っていたテイエムアンコールが、直線で外になったサンライズベガを弾いて前に出るのが見えた。それだけ手応えがいいのだろうし、勢いが違ってもいた。
そしてビデオをさらに巻き戻して3コーナーからを観直した。ドリームジャーニーの内にいるゴールデンダリアが、馬の中を上がって行くのがよく判る。外を上がって行くドリームジャーニーと勢いはほとんど違わない。そこでは内と外と別れた2頭だが、直線に入るとまた並んでの追い合いとなった。
ほとんど一緒の態勢だったが、ゴールでは僅かに内のゴールデンダリアが前に出ていた。
一旦内めから先頭に踊り出たヤマニンキングリーは、抜いたはずのフィールドベアーに差し返されてしまった。と言うよりもバテでしまった感じだ。河内師に火曜朝に聞くと、やはり「息切れだった」と言っていた。でもこれで次は良くなると前向きであり、次走のシンガポール・エアライン・インターナショナル・カップの招待競走を楽しみにしたい。
それにしてものテイエムアンコールの強さ。中山記念の折には、道悪だからあの脚が使えたのだろうぐらいに思ってもいた。
それにしても長~い脚を使っていたのが記憶に残っている。
でも、あの時の3着馬ショウワモダンが、その後の競馬内容も良く産経大阪杯の数分後にやはり重賞勝利。
中山記念勝ち馬のトーセンクラウンが、先週の中山日経賞で小差の3着と、結局中山記念3着までの馬が大活躍の近況である。
やはり競馬は線で繋がっているのだと実感させられる一戦でもありました。
“まだまだ彼らはこれから活躍するはずですし、注目しておきたい”が結論であります・・。
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