スーニが重賞連覇!【東京スプリント(JpnⅢ)】

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10年4月7日(水)に大井競馬場で行われた第21回東京スプリント(交流JpnⅢ)(4歳上、1着賞金3,000万円、ダート1200m)は、川田将雅騎手騎乗の1番人気・スーニ(牡4、栗東・吉田厩舎、川田騎手)が優勝。勝ちタイムは1:12.2(重)。

2着には2番人気・フジノウェーブ(牡8、大井・高橋三厩舎、戸崎圭騎手)、3着には4番人気・ミリオンディスク(牡6、栗東・荒川厩舎、蛯名騎手)がそれぞれ入った。

レースはポートジェネラルが、ヴァンクルタテヤマ、ケイアイテンジンらJRA勢を制して果敢にハナへ。直線半ばまではポートジェネラルが2番手に2~3馬身のリードをとって、アワヤの抜け出しをみせたが、外からスーニ、フジノウェーブ、ミリオンディスクが追い込む。最後は3頭の中でも先に抜け出したスーニが1着でゴールした。

スーニは08年の10月にデビューすると、デビューから全日本2歳優駿まで4連勝。また、昨年秋には古馬を相手に東京盃2着、JBCスプリントを優勝。前走の黒船賞に続いて重賞連覇となった。

同馬の馬主は吉田和美氏、生産者はアメリカのHighclereInc.。馬名の意味由来は「イタリアの地名」。

1着 スーニ 【川田将雅騎手のコメント】
「3コーナー手前から行きたがっていたので、この子なりにはリズムよく行けたと思います。4コーナーから直線に向く時、なかなか外に出す事ができなかったので、ちょっとずつ馬の力で外に持って行きながら、でも、それ程、前も後ろ(の馬)も意識してというわけではなく、自分の進路をとる事が出来ました。
去年はJBCを勝った後になかなか結果を出せませんでしたが、1200m~1400mなら強いスーニを見せられると思います。
伯父が宮浦正行という大井で調教師をしているのですが、伯父のプレッシャーの方がきつかったです(苦笑)。大井で重賞を勝つことができてうれしいです。スーニをこれからも応援して下さい」

1着 スーニ 【吉田直弘調教師ののコメント】
「レースは勝ちましたが、最後は騎手に助けてもらった感じですね。勝ったけれども、もう1回帰ったら(馬を)作り直して、行かなければならないなと。今回はジョッキーの力によるところが大きいので、次は馬が騎手を助けられるように、厩舎側でもっと勉強をして仕上げていかなくてはならないと思っています。
(次走は)まだレースが終わったばかりなので、様子をみて、次走はこれからオーナーさんと相談をして考えます。
馬はいいので、厩舎も力をつけて、馬の能力を引き出せるように、努力してゆく事が大事だと思います。次は調教や飼葉から、スーニの力を引き出せるように、次のスーニのレースに期待して下さい。」

2着 フジノウェーブ 【戸崎圭太騎手のコメント】
「結果的に内に入っていれば良かったかも知れません・・・。ただ、内で包まれて出られない可能性もあったと思いますし。末脚はキレる馬なので、そのまま外を回って行ったんですけれど・・・。
馬は頑張ってくれているし、終いは伸びていますし、乗り方ひとつで何とかなると思います。」

4着 ポートジェネラル 【御神本訓史騎手のコメント】
「高知代表として出してもらっているので、1着を獲れればよかったけれど、今後の糧にはなるレースだったと思います。
前回の1400mよりは1200mの方がいいし、1F違うだけでこれだけ変わってきますね。スタートもかなり速いし、スプリンターとしてはいいモノを持っています。
最後は甘くなったけれど、これだけのスピードがあれば、1000mならもっと面白いかも知れません」

スーニ
(牡4、栗東・吉田厩舎)
父:Soto
母:Enabru
母父:Roanoke
通算成績:16戦8勝
その他の重賞勝利:
09年JBCスプリント(G1)
08年全日本2歳優駿(G1)
08年兵庫ジュニアGP(G2)
10年黒船賞(G3)

こちらに掲載されている情報、結果、全成績・払戻金は、
主催者・南関東4競馬場発表のものと必ずご確認・ご照合ください。