【高松宮記念】4度目の挑戦レッツゴードンキ梅田師「このレースにかける思いは他の陣営より強い」

レッツゴードンキ

高松宮記念に向けて調整されるレッツゴードンキ

20日、高松宮記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、阪急杯2着のレッツゴードンキ(牝7、栗東・梅田智厩舎)は、助手を背に坂路で追われ、4F50.0-36.3-24.2-12.3秒をマークした。追い切り後に行われた共同会見での梅田智之調教師のコメントは以下のとおり。

【梅田智之調教師のコメント】
「(調教を振り返って、指示や動き、反応は)馬が元気だったというのと、今回はどうしても獲りたいレースで、悔いのない仕上げをしたかったので、助手と厩務員と相談して『ある程度終いまでやろうか』という指示を出しました。そんなに驚くような時計ではないですが、上がってきた感じと、道中の集中力、走りの動きは問題なかったですね。

(中3週、トータルで見ての調整具合は)付き合いも長いので、この馬の造り方というのは厩舎で決まっているというか、慣れているので、休み明けの阪急杯を使って、思い描いた通りに上昇してきたので、特に難しかったというのはないですね。

(7歳になりますが、これだけの強さを維持できる理由は)もちろん馬が丈夫で精神的にも肉体的にもタフだというのもありますし、担当厩務員と助手のケアと育成場のケアなど、すべてがうまくいっていると思います。

(4年連続の出走、前走を阪急杯に戻された意図は)去年もそうでしたが、阪急杯に行くか、フェブラリーSに行くかというところで、オーナーと悩みながら次の高松宮記念に向けて、そちらを何とか獲りたいと。そうするとフェブラリーSを使って、あとのダメージを考えると阪急杯の方が高松宮記念に向けて調整しやすいということで、今年は阪急杯になりました。

(岩田ジョッキーは本番を見据えた乗り方に見えた)枠も内枠でしたし、ある程度出していかないと、包まれても嫌だなと思ったので。その辺もジョッキーが頭に入れて、ゲートから出して行って前めの位置に付けられたので、これは次に繋がるなと思いました。

(本番のレースプランも前走通り)今日の追い切りまで順調に来ていて、天気とか枠順とかも気にしないので、このまま何事もなくスタートを切れたらと思います。

(中京コースも勝っていないが舞台は整った)去年もアワヤというところまで行ったので、何とか雪辱を果たしたいと思いますし、どちらかというと短距離だけど後ろから来るような馬で、中京の坂、長い直線は合っていると思うので、チャンスかなと思っています。

(有力馬は4歳。相手関係は)歳でいうと7歳牝馬なので、そこは敵わないと思いますが、その分、経験やジョッキーとのコミュニケーションで勝負して勝てたらいいなと思います。

(特にモズスーパーフレアが32秒台で逃げて残っている)一瞬で切れるという馬ではないので、前走の阪急杯で出して行ったのが繋がればと思います。

(この馬に対する思い入れが強く伝わってくる)去年本当に悔しい思いをして、あれだけ悔しい思いはそうないので、このレースにかける思いは他の陣営より強いと思っています。

(また桜の季節に)ファンレターやプレゼントももらえたりファンの多い馬で、こちらも有り難いのですが、勝って恩返しができていないので、ここで恩返しできたらいいなと思います」

レッツゴードンキ

レッツゴードンキを管理する梅田智之調教師