アパパネがレコード勝ちで桜の女王に!【桜花賞】

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10年4月11日(日)、2回阪神6日目10Rで第70回 桜花賞(GⅠ)(芝1600m)が行なわれ、蛯名 正義騎手騎乗の1番人気・アパパネが、好位4~5番手のポジションから、直線絶好の手応えで外に出すと、逃げたオウケンサクラらをとらえて優勝。

なお、勝ちタイムの1:33.3(良)は、2005年のラインクラフトを0.2秒上回るレースレコード。

2着には1/2馬身差で、逃げてしぶとく粘り込んだ3番人気・オウケンサクラ(牝3、栗東・音無厩舎)、3着には、外目の3番手を追走した11番人気・エーシンリターンズ(牝3、栗東・坂口則厩舎)が続いて入線した。人気を集めたアプリコットフィズは、インの3~4番手から抜け出しを図ったが、直線伸び切れず5着に終わった。

アパパネは母が02年フェアリーS2着のソルティビッドという血統。昨年7月5日福島の新馬戦で3着となり、2戦目で初勝利。続く、赤松賞では、2歳レコード勝ちを収ると、暮れの阪神JFを快勝。年明け初戦の前走のチューリップ賞では2着に敗れたが、見事、GⅠ2勝目を挙げた。

馬主は金子真人ホールディングス(株)。生産者は安平のノーザンファーム。馬名の意味由来は「ハワイに生息する赤い鳥の名前」。

騎乗していた蛯名正義騎手は、本レース初勝利でGⅠは通算15勝目。JRA重賞通算88勝目。同馬を管理する国枝栄調教師も、本レース初勝利でGⅠは通算7勝目。JRA重賞通算24勝目。キングカメハメハ産駒も本レースは初勝利。JRA通算7勝目(うちGⅠは3勝)。美浦所属馬馬・関東の騎手の桜花賞制覇は825年ぶり。福島競馬場デビュー馬が、同レースを勝利するのは74年タカエノカオリ以来36年ぶり4頭目。

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アパパネ
(牝3、美浦・国枝厩舎)
父:キングカメハメハ
:ソルティビッド
母父:Salt Lake
通算成績:6戦4勝
その他の重賞勝利:09年阪神ジュベナイルF(G1)



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