【NHKマイルC】2歳王者アドマイヤマーズ友道師「より大人の体型になってきた」

1日、NHKマイルCの追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、皐月賞4着のアドマイヤマーズ(牡3、栗東・友道厩舎)は、助手を背に坂路で追われ、4F56.6-41.3-26.8-12.9秒をマークした。追い切り後に行われた共同会見での友道康夫調教師のコメントは以下のとおり。

【友道康夫調教師のコメント】
「(皐月賞を振り返って)この馬の持ち味である持久力勝負に持ち込めなかったというか、上位3頭が動いたあとに動き出したので…。本当ならもう少し先に動きたかったなという競馬でした。

(位置取りは距離を考えて)ある程度好位のインに付けようということでいったのですが。いい位置には付いたと思うのですが、理想をいえばもう1頭分前に行きたかったかなと思っています。

(皐月賞を使われての変わり身は)皐月賞でいい感じに仕上がりまして、僕らが見ても100%のデキで臨めたかなと思っていますので、今回は中2週で皐月賞のデキをここまでキープできればいいなと思って調教してきました。

(維持するためにどのような調整を)そんなに強い追い切りはしてませんが、先週は坂路で、今週も坂路でやりましたが、いい動きだったと思います。

(今週はどういった指示を)先週ある程度やって体はできていますので、今週は馬場状態もあって55~56秒くらいで、終い1ハロンくらい気合を付ける程度にという感じで乗ってもらい、見た感じの動きも良かったですし、騎乗した助手も『動きはいい』というコメントでした。

(皐月賞のデキをキープできている)はい。いい感じで今回も出走できると思っています。

(今回は底を見せていないマイル戦)僕自身はマイル以上でも保つと思っているのですが、結果的にマイルが一番いい成績を残しているので、今回もいい競馬ができると思っています。

(東京は1800mを走っている)元々ゲートの出がいい馬なので、ある程度前へ付けられて、東京と阪神はコースが違うのですが、2歳の朝日杯をイメージしてジョッキーには乗ってもらいたいと思います。

(年明けからの成長は)数字的にはそんなに変わりはないのですが、写真で見ても分かると思いますが、筋肉ひとつひとつにメリハリがついて、より大人の体型になってきたかなという気はしています。

(流れに対応する器用さは)ゲートの出もいいですし、ある程度いい位置は取れると思いますし、道中は折り合いも付きますし、ずっと乗ってもらっているジョッキーでよく知ってもらっているので、競馬はしやすいと思っています。

(セールスポイントはその点?)そうですね。それと最後に並んでからの勝負根性といいますか、馬体が合えば今まで1回も負けていないので、その勝負根性ですね。

(うまくそういった形に持っていきたい?)それが理想ですよね。

(レースへ向けての見通しを)年明け2戦使って、馬自身は一生懸命走っているのですが、成績が付いてきていないので、今回一番得意としている1600で、いい競馬ができると思うので、応援よろしくお願いします。

(新しい時代初のG1)初めてのG1ですので、勝ちたいですよね(笑)」