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トレセンレポート【皐月賞】ガルボ(清水英克調教師)
2010/4/15(木)
-:ガルボの清水英克調教師に伺います。追い切りはどのようにご覧になられましたか?
清:ホッとしましたね。動きが凄く良かったのでホッとしました。
-:ポリトラックで最後の直線、どんどん後ろを離していきましたね。
清:そうですね、理想は前の2頭の真ん中を割れば良かったですけど、そこまで危険を冒す必要もありませんでしたし、今日の内容で十分だと思います。
-:一週前の時点でも、かなりやられていたようですが。
清:まあ強い稽古といっても、ただこの馬が走っただけで、時計が出ただけですので、強い内容だったとは思っていません。
-:先生の表情からも、凄く状態の良さが伝わってきます。
清:ちょっと、先週見たときは「もう少しかな」と思いましたけど、今日の動きを見たら「最高かな」と思って。…ニヤニヤしちゃいましたね。
-:今回はシンザン記念以来となりますが、仕上がりは万全とみてよろしいでしょうか?
清:そうですね。変な力みもなくて良いんじゃないでしょうか。
-:シンザン記念から馬が成長してきた部分もありますか?
清:気性的にも性格的にも全体的に成長していると思います。体も「正方形が長方形になってきた」という表現が一番正しいと思いますけど、要するに距離をこなせる体型になってきたんじゃないか、と見ています。
-:皐月賞で2000mに距離が延びることを考えると「距離をこなせそうだ」という点は良いですね。
清:暮れと正月は1600mでしたから、今度はスタンドの前を通過する2000mがカギになると思いますけど、普段の調教でもそこを気をつけて来たので「こなせるんじゃないかな」と思っています。
-:先ほど後藤騎手が「馬の変化に凄く驚いた」とおっしゃていました。
清:そうですね。助手さんが1から10まで、ゴーサインや止まることを教えてくれたので、その辺が成長して理解出来るようになってきて、ジョッキーもそういう変化を感じ取ってくれたんじゃないかと思います
-:楽しみが大きい皐月賞ですね。
清:一生懸命やって良い結果が残ってくれると良いんですけどね。
-:ところで、シンザン記念は本当に見事な勝利でしたね。
清:あれは嬉しかったですね。ちょっと朝日杯では最後の直線で不満が残っていましたから、京都でちぎって勝ったときは、スカッとしたというか、ストレス解消になった感じですね。
-:未勝利戦を勝ってからそれほど間隔がない中での重賞制覇でしたが、その間にも成長はありましたか?
清:未勝利を勝ったあとから朝日杯までの期間に、馬が凄く成長したのが分かったので「無謀かな」と思いましたけど、あえてそこを選んでチャレンジしました。更に朝日杯を経験したことで、内面的なものも出来たので、シンザン記念にも挑戦出来ました。だから、期間としては短かったですけど、その間に成長は出来たと思いますね。
-:シンザン記念後はローテーションについてどうお考えになられましたか?
清:レース後は、オーナーサイドと「トライアルを一度使いましょうか」という話がありましたけど、思ったより京都往復が応えていましたし、体重が思ったよりも減ったので「見えない疲れがあったのかな」ということで、協議してぶっつけで臨むことにしました。
-:その間の3ヶ月ですが。
清:中間は北海道でリフレッシュをさせました。戻って来たときの感じも良かったです。
-:皐月賞ではどのような競馬をイメージされていますか?
清:この馬の得意なスタイルである、中団から直線差す競馬になるでしょう。今日の攻め馬を見てもらえれば分かると思いますけど、それを実戦に持っていけるようにしたいと思います。
-:開業5年目の今年は年明けから重賞を勝って、こうしてクラシックを経験されて、厩舎の皆さんにとっても大きな一年になりそうですね。
清:凄く士気が上がって、みんな一生懸命やってくれています。
-:また清水調教師にとっては、ご自身の地元である中山競馬場でのクラシックに管理馬を出走させるわけですが、お気持ちはいかがですか?
清:そうですね、地元愛が凄く強いので、何としても中山でG1を取りたいですね。
-:G1を取って最高の笑顔を見せていただきたいと思います。最後にファンの皆様へ一言お願いいたします。
清:地元中山のG1で、今「笑顔を」と言われましたけど、泣きます(笑)。
ガルボ
(牡3、美浦・清水英厩舎)
父:マンハッタンカフェ
母:ヤマトダマシイ
母父:ジェネラス
通算成績:6戦2勝
重賞勝利:10年日刊スポシンザン記念(G3)
清水 英克
(しみず ひでかつ)
1965年9月24日生まれ
[免許交付年] 2005年
[厩舎開業年] 2006年
[所属] 美浦
[今年度成績] 65戦5勝
[生涯成績] 971戦53勝(うち障害24戦0勝)
清:ホッとしましたね。動きが凄く良かったのでホッとしました。
-:ポリトラックで最後の直線、どんどん後ろを離していきましたね。
清:そうですね、理想は前の2頭の真ん中を割れば良かったですけど、そこまで危険を冒す必要もありませんでしたし、今日の内容で十分だと思います。
-:一週前の時点でも、かなりやられていたようですが。
清:まあ強い稽古といっても、ただこの馬が走っただけで、時計が出ただけですので、強い内容だったとは思っていません。
-:先生の表情からも、凄く状態の良さが伝わってきます。
清:ちょっと、先週見たときは「もう少しかな」と思いましたけど、今日の動きを見たら「最高かな」と思って。…ニヤニヤしちゃいましたね。
-:今回はシンザン記念以来となりますが、仕上がりは万全とみてよろしいでしょうか?
清:そうですね。変な力みもなくて良いんじゃないでしょうか。
-:シンザン記念から馬が成長してきた部分もありますか?
清:気性的にも性格的にも全体的に成長していると思います。体も「正方形が長方形になってきた」という表現が一番正しいと思いますけど、要するに距離をこなせる体型になってきたんじゃないか、と見ています。
-:皐月賞で2000mに距離が延びることを考えると「距離をこなせそうだ」という点は良いですね。
清:暮れと正月は1600mでしたから、今度はスタンドの前を通過する2000mがカギになると思いますけど、普段の調教でもそこを気をつけて来たので「こなせるんじゃないかな」と思っています。
-:先ほど後藤騎手が「馬の変化に凄く驚いた」とおっしゃていました。
清:そうですね。助手さんが1から10まで、ゴーサインや止まることを教えてくれたので、その辺が成長して理解出来るようになってきて、ジョッキーもそういう変化を感じ取ってくれたんじゃないかと思います
-:楽しみが大きい皐月賞ですね。
清:一生懸命やって良い結果が残ってくれると良いんですけどね。
-:ところで、シンザン記念は本当に見事な勝利でしたね。
清:あれは嬉しかったですね。ちょっと朝日杯では最後の直線で不満が残っていましたから、京都でちぎって勝ったときは、スカッとしたというか、ストレス解消になった感じですね。
-:未勝利戦を勝ってからそれほど間隔がない中での重賞制覇でしたが、その間にも成長はありましたか?
清:未勝利を勝ったあとから朝日杯までの期間に、馬が凄く成長したのが分かったので「無謀かな」と思いましたけど、あえてそこを選んでチャレンジしました。更に朝日杯を経験したことで、内面的なものも出来たので、シンザン記念にも挑戦出来ました。だから、期間としては短かったですけど、その間に成長は出来たと思いますね。
-:シンザン記念後はローテーションについてどうお考えになられましたか?
清:レース後は、オーナーサイドと「トライアルを一度使いましょうか」という話がありましたけど、思ったより京都往復が応えていましたし、体重が思ったよりも減ったので「見えない疲れがあったのかな」ということで、協議してぶっつけで臨むことにしました。
-:その間の3ヶ月ですが。
清:中間は北海道でリフレッシュをさせました。戻って来たときの感じも良かったです。
-:皐月賞ではどのような競馬をイメージされていますか?
清:この馬の得意なスタイルである、中団から直線差す競馬になるでしょう。今日の攻め馬を見てもらえれば分かると思いますけど、それを実戦に持っていけるようにしたいと思います。
-:開業5年目の今年は年明けから重賞を勝って、こうしてクラシックを経験されて、厩舎の皆さんにとっても大きな一年になりそうですね。
清:凄く士気が上がって、みんな一生懸命やってくれています。
-:また清水調教師にとっては、ご自身の地元である中山競馬場でのクラシックに管理馬を出走させるわけですが、お気持ちはいかがですか?
清:そうですね、地元愛が凄く強いので、何としても中山でG1を取りたいですね。
-:G1を取って最高の笑顔を見せていただきたいと思います。最後にファンの皆様へ一言お願いいたします。
清:地元中山のG1で、今「笑顔を」と言われましたけど、泣きます(笑)。
ガルボ
(牡3、美浦・清水英厩舎)
父:マンハッタンカフェ
母:ヤマトダマシイ
母父:ジェネラス
通算成績:6戦2勝
重賞勝利:10年日刊スポシンザン記念(G3)
清水 英克
(しみず ひでかつ)
1965年9月24日生まれ
[免許交付年] 2005年
[厩舎開業年] 2006年
[所属] 美浦
[今年度成績] 65戦5勝
[生涯成績] 971戦53勝(うち障害24戦0勝)
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