【オークス】桜花賞4着から巻き返しを期すダノンファンタジー「良い状態で来れている」

川田騎手

15日、オークス(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走桜花賞4着のダノンファンタジー(牝3、栗東・中内田厩舎)は栗東坂路で最終調整。4F55.4-40.3-25.9-13.1をマークした。追い切り後に行われた共同会見での川田将雅騎手のコメントは以下のとおり。

【川田将雅騎手のコメント】
「(前走を振り返って)この馬としてはよく我慢できた中で競馬を進めることができましたし、4角で勝ち馬が動いて行った時に多少追いかけざるを得なくなってしまったので、その分ゴール前が苦しくなってしまいましたが、しっかりと走り切ってくれての結果だと思ってます。

(力は出し切れた結果だったか)はい。

(桜花賞のレースの中で成長を感じた部分)先程も言いましたが、よく我慢できていたというのがこの馬にとって一番の成長だと思うので、そこが。 見た目よりは僕の中では落ち着いて走れていたと思います。見た目ではもっと引っかかていると見えたと思いますが、さほど行き過ぎでいるわけではなかったので。

(今日の坂路での動き)今日は追い切りというよりは、ガス抜き程度に、整える程度にということだったので、気持ち良く坂路を上がってくれましたし、それが何よりだなと思います。

(以前話していた行きたいという気持ちが強過ぎるという面は感じなかったか)この中間もいろいろと工夫をしたうえでここに歩みを進めていますし、その効果も出て、いつもよりは落ち着いていろんなことをこなしてくれたんじゃないかと思っています。

(馬体面、精神面での変化)すごく落ち着きがあるというのが、何より一番の良いポイントだとな思っています。

(自身を持ってレースに臨める状態か)オークスに向けての精神状態という意味では、良い方向で歩んで来れているなと思っています。

(左回りについて)特に問題はありません。

(距離に関して)もちろん得意でないのは間違いないです。ただオークスはこの3歳牝馬で得意な馬のほうが少ないと思いますから。3歳牝馬でやるオークスだからこそ何とかなる部分というのも多々あるので、良い精神状態で来れているので、それを競馬につなげることができたらなと思っています。

(阪神マイルと東京2400mに共通して求められる要素)阪神のコースが改修された後に行われている桜花賞の勝ち馬たちというのは、より能力の高い馬が勝っていると思うので、そういう元々の能力の高さというのが、2400になっても生きてくるということだと思ってます。

(馬場について)やってみなければ分かりませんが、きれいな馬場でやりたいタイプであるのは間違いないと思っています。

(追い切りで道悪だった際の走り)追い切りとレースは全然違います。イコールではないと思っていますので。

(レースに向けての意気込み)2歳女王として挑んだ桜花賞で4着に敗れてしまいましたけど、良い状態でオークスに向かって来れていると思いますし、2400mという距離も何とか我慢してこなしてくれるように良い時間を過ごせていると思いますので。あとは当日彼女のテンションがどれぐらい上がるのかとか、2400mにどれぐらい対応できるのかというのはやってみないと分からないですけど、何とか一番良い結果が出るように、スタッフ皆でこれまでの時間とこれからの時間を過ごして行きたいなと思ってます。

ダノンファンタジー

栗東坂路でオークスの調整を行ったダノンファンタジー