【安田記念】充実一途ダノンプレミアム中内田師「やっと古馬らしくなってきた」

ダノンプレミアム

ダノンプレミアムを管理する中内田充正調教師

29日、安田記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、マイラーズC1着のダノンプレミアム(牡4、栗東・中内田厩舎)は、助手を背にCWコースで追われ、5F73.5-56.6-40.5-11.7秒をマークした。追い切り後に行われた共同会見での中内田充正調教師のコメントは以下のとおり。

【中内田充正調教師のコメント】
「(前走を振り返って)展開的に終いの切れ味勝負になったのですが、道中の我慢も利いていましたし、終いもしっかり伸びてくれましたので、上がりの速い競馬にはなりましたが、勝ち切ってくれたことに意義があったかなと思っています。

(ワンターン、ツーターンどちらが競馬しやすい)どちらでも対応できるかなと思っていますが、今回はワンターンですし、前走もそれを考えてマイルを使ってきましたので、上手に対応してくれるのではないかと思います。

(昨年と比較して成長した点は)3歳の春でしたので、まだ成長途上のところもありましたし、心身ともにまだ若いなというところを見せていたのですが、今季、4歳になって、やっと古馬らしくなってきたなという印象は受けます。

(中間の過程は)金鯱賞を使って、マイラーズCまで5週あり、今回もマイラーズCを使って5週ありましたので、前回の過程も踏まえて、今回上手にベストの状態へ持って行けるように心掛けながら、順調に持ってきました。

(1週前追い切りはどんな点に主眼を)1回ジョッキーに跨がってもらって、しっかりめにやりたいというところもありましたので、しっかり負荷をかけられましたし、動きも良かったと思います。

(それを受けての最終追い切りは)2回使っていますし、体もできていましたので、調整程度でいいかなと思い、動きも良かったので十分だと思います。

(上がってきた時の印象は)表情もケロッとしていましたし、歩様の乱れもなかったので、順調ですね。

ダノンプレミアム

安田記念に向けて調整されるダノンプレミアム

(この馬への課題を敢えて挙げるなら)負けないことじゃないですかね。

(多頭数への対応は)その辺はやってみないと分からない部分はありますが、競馬に行ってから毎回上手に走ってくれますので、今回も上手に走ってくれればというところです。

(改めてこの馬のセールスポイント)本当に競馬センスがいいですし、毎回いい競馬をしてくれますので、どんな条件でも力を発揮できる、そういう馬かなと思っています。

(今回は強いライバルも)世界一といわれておかしくない馬ですので、お互いいい走りができればと思います。

(レースへ向けての抱負、ファンへのメッセージを)ダノンプレミアムは本当にファンの多い馬だと聞いていますので、そのファンの方々の期待に応えられるように、ダノンプレミアムの走りが見せれればと思っています。ぜひ、今回も応援よろしくお願いします」