【札幌記念】天皇賞馬フィエールマン「距離は少し短いかもしれません」とルメール騎手

14日、札幌記念(G2)の追い切りが函館競馬場で行われた。

●前走、天皇賞・春1着のフィエールマン(牡4、美浦・手塚厩舎)は、嶋田純次騎手(レースはC.ルメール騎手)を背に函館競馬場ウッドコースで追われ、5F67.8-52.2-38.8-12.7秒をマークした。

【手塚貴久調教師のコメント】
「最終追い切りは2段構えの併せ馬でやりましたが、前に追いつくときの感じや時計共に良かったです。1週前追い切りは少し遅かったですけど、日曜日と水曜日にやって態勢は整いました。

元々スタートが速くはないので1コーナーでの位置取りがカギになりますが、ラジオNIKKEI賞の頃と比べて今は行き脚がつくようになっていますし、距離2000もダメだとは思っていません。ルメール騎手もあまり気にしていませんでしたからね。

ワグネリアンのような同世代のトップクラスとの対戦は初めてですし、楽しみにしています。このメンバー相手に結果を出せれば価値は高いですし、期待しています」

【ルメール騎手のコメント】
「1週前追い切りの動きは少し重かったですけど、今週やればちょうど良いと思います。札幌は直線が長くありませんし、距離2000は少し短いかもしれません。トライアルレースとしてはちょうど良い仕上がりだと思いますし、これから本番に向けてコンディションが上がっていきそうです」

●前走、目黒記念8着のブラストワンピース(牡4、美浦・大竹厩舎)は、川田将雅騎手を背に函館競馬場芝コースで追われ、5F64.9-49.4-36.1-11.8秒をマークした。

【大竹正博調教師のコメント】
「1週前追い切りをしっかりやった分、最終追い切りでは先週の重たさはなくなっていました。動き、時計共にまとまっていて良かったと思います。前走は馬体重を絞ることを意識しながらの調整でしたが、今回は夏場で代謝が良いのか数字を意識しないで調整できているのは良い傾向だと思います。

前走の敗因は59キロを背負っての高速馬場、なのかもしれませんね。今回は川田騎手に替わりますが、調教で2回乗ってくれて感触を掴んでもらっています。あとは小回りコースでポジション取りとコーナーの立ち回りがどうかだと思います」