【サウジアラビアRC】素質馬サリオスは放牧で精神面が大きく成長!

美浦

休み明けも順調にきているサリオス

5日、サウジアラビアロイヤルカップ(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、2歳新馬1着のサリオス(牡2、美浦・堀厩舎)は、石橋脩騎手を背に南ウッドチップコースで追われた。※キリのため計時不能

【森助手のコメント】
「初戦を勝った後は北海道へ放牧に出して、8月下旬くらいに帰厩しました。順調に調整を進めて来られましたし、1週前追い切りもしっかりやって態勢は粗方整いました。

最終追い切りは半マイル15秒から入って、終いをシャープに動かせる指示でした。2頭でずっと併せる形で良い動きを見せていましたし、力を出せる態勢は整いました。

体重を含めて体つきに大きな変わりはありませんが、気性面は落ち着きが出てきて成長しています。新馬戦が強い勝ち方でしたし、ここも期待しています」

美浦

初戦より上積みあるアブソルティスモ

●前走、2歳未勝利1着のアブソルティスモ(牡2、美浦・藤沢和厩舎)は、杉原誠人騎手を背に(レースでは戸崎圭太騎手が騎乗予定)坂路コースで追われ、4F52.0-37.9-24.8-12.6秒をマークした。

【津曲助手のコメント】
「前走後は短期放牧を挟んで、帰厩後は坂路中心に乗り込んできています。初戦は逃げて目標にされてしまいましたが、2戦目は一転して差す形で自在性のある競馬をしてくれました。4コーナーで前をカットされる形になって馬が気を遣って手応えが怪しくなりましたが、エンジンがかかってからはもうひと伸びしてくれました。僅差でしたが、強い勝ち方をしてくれました。

滞在競馬で臨んだ前走よりも、今回はトレセンで乗り込めている分体も締まってきました。初戦のときよりも上積みがありますし楽しみにしています」

●前走、2歳未勝利1着のエンジェルサークル(牝2、美浦・中川厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われた。※キリのため計時不能

【中川公成調教師のコメント】
「カイバはいくらか食べ始めましたがなかなか体重が戻ってきませんし、前走より少し減っているくらいです。様子を見ながらの調整ですし、最終追い切りもそれほどやりませんでした。馬がまだ若いので無理をしない程度の調整で進めてきましたし、この現状でどこまでやれるかですね」

●前走、アスター賞5着のカップッチョ(牡2、美浦・高市厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われた。 ※キリのため計時不能

【高市圭二調教師のコメント】
「前走はスタートがもうひとつでしたが、競馬を教える意味もあって後ろから競馬をしました。ロスなく運べていましたし、内容は良かったと思います。

前走は札幌からの連闘でローテーションが厳しかったですけど、今回はレース間隔をあけて乗り込めていますし稽古の動きも良いですよ。広いコースのマイルは合うと思いますし、リズム良く運べれば重賞でもヒケを取らないと思っています」

●前走、2歳未勝利1着のジェラペッシュ(牝2、美浦・尾関厩舎)は、吉田豊騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.0-54.0-39.7-13.0秒をマークした。

【吉田豊騎手のコメント】
「前走で体が減っていましたし、最終追い切りは無理をしない程度でやりました。併せ馬で抜け出さないようにしましたが、手前を替えてからもスッと伸びましたし良い動きでした。レースでは競り合うような形は避けて、前に壁を作りながら運びたいですね」

●前走、アスター賞4着のシコウ(牡2、美浦・牧厩舎)は、木幡巧也騎手を背に坂路コースで追われ、4F52.3-37.9-24.8-12.2秒をマークした。

【牧光二調教師のコメント】
「前走は流れが遅いなかで消極的な競馬になってしまった感じでしたし、もう少し出していけば良かったと思っています。この中間も順調ですし、最終追い切りの動きも良かったです。

左回りも新潟で経験していますし東京コースも問題ないので、今回は積極的な競馬をして頑張ってもらいたいです」