【根岸S】黙って買い!人気薄もバンバン来る『前走●●組』

ワンダーリーデル

根岸S(G3、東京ダート1400m)は、前走の距離が重要なレースだ。東京ダート1400mはスタートから最初のコーナーまでは442mあり、下りの直線距離が長いため行き脚が付きやすい。加えて前走中山のダート1200mで逃げていた馬も多く出走してくるため、前半のペースが速くなるコースなのだ。

しかも長い直線が控えており、速いペースで疲れた先行馬たちを、最後に差し馬たちが一気に飲み込むレースは非常に多い。このようにタフなレースになりやすい舞台で、根岸Sも毎年のように前走で短めの距離を使ってきた馬たちより、少し長めの距離を使った馬たちのほうが好成績を残している。

▼前走から距離短縮で好走した馬(近5年)

19年
3着 クインズサターン(5人気)

18年
1着 ノンコノユメ(6人気)
2着 サンライズノヴァ(1人気)
3着 カフジテイク(2人気)

17年
1着 カフジテイク(1人気)

16年
1着 モーニン(1人気)
3着 グレープブランデー(10人気)

15年
1着 エアハリファ(1人気)
2着 ワイドバッハ(2人気)
3着 アドマイヤロイヤル(15人気)

15年に15番人気で3着だったアドマイヤロイヤル、16年に10番人気で3着だったグレープブランデーのように大穴を開けるような馬たちもいる。特にダート1600m~1800mを使っていた馬の激走が目立つ。

例年はこの「距離短縮馬」は多いのだが、今年はワンダーリーデルワイドファラオの2頭しかいない。