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【ユニコーンS】展開向くぞ!『絶好ポジション』から突き抜ける馬は?
2020/6/20(土)

2019年は先行した馬が上位を独占
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週はユニコーンステークス(G3、東京ダ1600m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
<1>逃げ馬が揃ってペースは速い
<2>強力な先行馬との距離感
ダート戦では「前の馬が蹴り上げた砂を被って好走できたか」「揉まれる位置取りで好走できたか」というレース経験が大事になってきます。
今回は、上記の経験が少ない逃げ馬が多く揃いました。砂を被らず走ろうと先行争いが激しく、前が速くなりそうです。ペースは平均ペース~ハイペースになるでしょう。
その中で、抜群のスピード能力を見せている⑤レッチェバロックがハナに立つと見ます。ルメール騎手ならハナを譲らないはず。これに⑧オーロラテソーロや⑨メイショウベンガルなど前に行きたい馬が続きます。
<向正面>
↑⑤
↑
↑⑧⑨
↑②⑦⑭⑮
↑
↑①⑪⑯
↑
↑
↑④⑥⑩⑬
↑③⑫
隊列は前と後ろで大きく2つに分かれるイメージです。何が何でもハナというタイプではない⑭フルフラットは、内の様子を見ながら先行ポジションに落ち着けるでしょう。最内の①デュードヴァンは馬群がバラければ、余計に揉まれる心配もなく中団で運べます。
⑯カフェファラオのスタートを心配している人もいるかと思いますが、前走のスタート遅れには明確な原因があります。騎手のタイミングが合わず、手綱を引っ張ってしまったことで遅れました。車が急発進するイメージです。レーン騎手なら上手く乗りこなすでしょう。
<直線入口>
↑⑤
↑ ⑧⑨⑭
↑②⑦
↑ ①⑪⑯
↑
↑ ④⑥
↑ ⑩⑬
有力馬たちにとっては逃げる⑤レッチェバロックとの距離感に気を付けたいところです。序盤から付いて行けるに越したことはありませんが、直線を向くまでに2~3馬身くらいのところにはいたいです。
⑬タガノビューティーはテンのダッシュ力が無く、どうしても後方からの競馬になってしまいます。馬を急かすとリズムを崩すかもしれないので現状の最善策でしょう。ジワジワとスピードに乗ってくると良い脚を使います。
<ゴール前>
↑ ⑯
↑⑤
↑ ①⑭⑬
↑
↑ ⑨ ⑩
最後の直線勝負では、決め手のある馬に分があります。そうなると、すでに古馬みたいな体付きで、2連勝の内容も申し分ない⑯カフェファラオが最有力と見ています。スタートに関しては先ほど書いた通りで、先行集団を射程圏内に入れる安定したレース運びをしてくれるでしょう。
⑭フルフラットも注目すべき1頭です。サウジアラビアでの前走は持ったままで早め先頭からの押し切り勝ち。逃げ馬を先に行かせて、一歩引いたところで立ち回れる位置取りは、このレースでは絶好です。
本命候補:⑯カフェファラオ
穴馬候補:⑭フルフラット
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