【ジャパンダートダービー】夏のファラオ対決を制したのはダノンファラオ!

6番人気ながら力強い走りを見せたダノンファラオ

6番人気ながら力強い走りを見せたダノンファラオ


7月8日(水)、大井競馬場11Rで行われたジャパンダートダービー(Jpn1)(3歳 定量 1着賞金4500万円 ダート2000m)は、坂井瑠星騎手騎乗の6番人気・ダノンファラオ(牡3、栗東・矢作厩舎)が道中外の2番手を追走すると、直線で逃げたダイメイコリーダを交わして優勝した。勝ちタイムは2:05.9(馬場)。

2着に1馬身3/4差で4番人気・ダイメイコリーダ(牡3、栗東・森田厩舎)、3着には5馬身差で8番人気・キタノオクトパス(牡3、美浦・高木登厩舎)が続いた。

勝ったダノンファラオは昨年秋に2戦目で初勝利を挙げると、今年は兵庫チャンピオンシップで2着となるなど、重賞でも実績を残していた。

馬主は(株)ダノックス、生産者は安平町のノーザンファーム。

1着ダノンファラオ 坂井騎手
「パドックで跨った感じは前回より良かったです。前回は(前走との)間隔が短くて走り切れなかったが、今回は間隔をあけたため、しっかり走れました。本当は端先頭に行きたかったが、ダイメイコリーダが速かったので切り替えて2番手から行きました。

道中はしっかり走ってくれて、4コーナーから直線になった後は後ろからどの馬が来るか必死に追っていました。まだ3歳で身体も緩いのでこれから良くなる余地が残っています。結果が残せてすごいですし、素直に嬉しいです。関係者に感謝の気持ちでいっぱいです。一刻も早くコロナが終息して競馬場に足を運んでもらいたいです」

1着ダノンファラオ 矢作芳人調教師
「やはり生まれ故郷ですので、大井で勝つのはいつでも良いものだなと思っています。パドックの入れ込みもいつもほどではなくて、馬体的にも絞れて素晴らしなと思いました。まだまだ馬は緩いので、完成されるのはもう少し先なのかなと思いながら見ていました。

いけたら行けという指示。ただ外のダイメイコリーダが早いと思っていたので、その時は今行われたレースの展開を言って、理想どおりに進めました。大本命馬がすぐ後ろにいたので、安心はしていなかったですが、この馬の潜在能力を信じていました。直線で後ろがちぎれたときはまさかと思いましたが、友人の森田調教師の馬とワンツー決められてうれしいです。

セレクトセールで非常に高い値段でオーナーに買っていただいたので、まだまだ満足するわけにはいきませんし、これから緩さが取れて、古馬になったらもっと強くなると思っています。まず、今日は馬をほめてあげたいです。夏は休ませて、この状況なのでケンタッキーダービーは難しいかなと思うので、11月にまた大井に帰ってきたいと思っています。

本当に多くのかたに支えられて私は恵まれています。みなさんの応援、オーナー、スタッフのサポートがあってこそなので、本当に感謝しております。早くみなさまが競馬場に帰ってこられる日を待ち望んでいます。今後とも応援よろしくお願いいたします」

2着ダイメイコリーダ 池添騎手
「スタートよく自分の競馬ができたが、勝ち馬にピッタリこられた。それでもよく踏ん張っていた」

3着キタノオクトパス 田辺騎手
「この馬としてはいい位置でリズムよく運べた。もっと先行勢がやり合うかと思っていたが。右回りの走りも良かった」

4着ブラヴール 本橋騎手
「まだ6、7分の出来だったが、あんなにいい脚を使ってくれてビックリしている」

5着ミヤジコクオウ 幸騎手
「馬場に尽きる。テンから最後まで追い通しで、忙しかった。JRAのパサパサに良馬場が合っている」

7着カフェファラオ レーン騎手
「1コーナー手前でタイヤの跡に反応して、逆手前でコーナーに入るミスステップが響いた。それに今まで経験したことがないキックバックにも反応して、ずっとバランスが取れなかった」

ダノンファラオ

ダノンファラオ

ダノンファラオ

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