【ジャパンカップ】史上最高クラスのメンバーで勝利を掴む馬!

昨年はスワーヴリチャードが道悪の一戦を制し優勝

昨年はスワーヴリチャードが道悪の一戦を制し優勝


昨年はレース史上初めて外国馬の出走がなく、日本馬のみというメンバー構成のなか、マーフィー騎手の手綱で道中インをロスなく回った3番人気スワーヴリチャードが最後の直線でも最内を突き、5番人気カレンブーケドールを3/4馬身抑えて2018年大阪杯に続く自身2つ目のG1勝利を飾った。日本初の国際G1であり、国内最高賞金を誇る日本を代表するレースのひとつ。

今年は3冠馬3頭が揃う歴史的一戦。史上初無敗で牝馬3冠を制したデアリングタクト、偉大な父ディープインパクト同様に無敗の3冠馬となったコントレイル、そして2018年に牝馬3冠を達成し前走の天皇賞秋を勝ったことで史上初の芝G1・8勝を成し遂げたアーモンドアイが東京2400を舞台にしのぎを削る。

各馬とも前走は秋華賞、菊花賞、天皇賞秋と大きなプレッシャーに打ち勝って結果を残してきただけに、レースでの消耗度が気になるところ。各馬の調整過程や最終追い切りの動きから見極めたい。特にこのジャパンカップを引退レースと表明しているアーモンドアイの調教はしっかり見届けたい。

その他にも豪華な顔触れが集う今年のジャパンカップ。レーティング125と出走予定メンバー内の牡馬でトップに立つグローリーヴェイズは、宝塚記念17着から京都大賞典で見事に巻き返し1着となった。キャリア初となる東京コースでどのような走りを見せるか。

他にも約11ヶ月振りの長期休養明けも馬券圏内を外さない昨年の菊花賞馬ワールドプレミア、2017年の菊花賞馬キセキなどレースが待ち遠しくなるメンバーが集う。

海外の強豪馬を招待し日本馬のレベルアップに繋げようという狙いもあったレースだが、外国馬は2005年の勝ち馬アルカセットを最後に連対例がなく、現代においては日本馬中心に考えて良い。休み明けで臨む馬はほとんどおらず、秋シーズンに1、2戦は消化している馬ばかりなので、前哨戦の内容と合わせた最終追い切りチェックで各馬の仕上がり具合を掴んでおきたい。