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【日本ダービー】展開向くぞ!『絶好ポジション』から突き抜ける馬は!?
2021/5/30(日)

1枠1番を引き当てたエフフォーリア
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週は日本ダービー(G1、東京芝2400m) 。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
<1>淀みのない平均ペース
<2>内外の差が最後に響く
大外の⑰バスラットレオンが自分の競馬に徹して逃げるでしょう。これに⑥バジオウや⑭タイトルホルダーといった先行力が武器のタイプが続きます。
この他にも①エフフォーリアや⑩シャフリヤール、⑫ワンダフルタウンといった有力馬も、各馬が自分のポジションを取られないよう立ち回るため平均ペースが想定されます。
<向正面>
↑⑰
↑
↑⑥⑭
↑①⑩⑫
↑
↑③④⑦⑬
↑②⑤⑨⑮
↑⑧⑪⑯
極端にペースが速いわけではなく、なおかつ前との差が開き過ぎると勝負にならないため、どの馬も離れず馬群は大きくまとまるでしょう。最後は長い直線勝負が控えているので、道中で動きがあるとしても4コーナーに入ってからジワジワ進出する程度です。
①エフフォーリアは最内枠を引いたので、距離ロスなく内でジッとしていられるのは強みです。先週のオークスではソダシが引くに引けずスムーズな競馬ができませんでしたが、こちらは決め手があるので柔軟に対応できるでしょう。
福永騎手の⑩シャフリヤールや和田竜騎手の⑫ワンダフルタウンは、①エフフォーリアの近くでマークする形。ライバルへどれだけプレッシャーを与えることができるか。若手騎手とベテラン騎手の駆け引きも見ものです。
<直線入り口>
↑①
↑ ⑭
↑ ⑩⑫
↑
↑⑥④⑦⑬⑮
↑⑰②⑯⑪
↑③ ⑨⑤⑧
ここまで来ると余力のある馬、ない馬が分かれて馬群がバラけてきます。また、今週からCコースに替わるので、内々を通れるに越したことはありません。
差し・追い込み馬にとっては、前々で勝ちに行く競馬をしている有力馬たちが厳しくなったところを一気に襲いかかります。先週のオークスはその典型例でした。
外々を通る⑬グレートマジシャンや⑮アドマイヤハダルにどこまで脚が残っているか。④レッドジェネシスや⑪ステラヴェローチェはどう捌いてくるか。
⑯サトノレイナスはルメール騎手がどのような騎乗をするのかとても興味深いです。ルメール騎手なら大外に持ち出さず、内目にこだわるのではないでしょうか。余力があれば馬群は捌きやすいです。もちろん、スタートを上手く出られればチャンスが増してきます。
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