【フローラS】今年も荒れる!?「オークスの前哨戦」だから狙える軸馬候補と激走穴馬がコレだ!

馬券的に面白そうなヴァンルーラー

馬券的に面白そうなヴァンルーラー


フローラステークス(G2、東京芝2000m)には、オークス(優駿牝馬)の前哨戦だからこそ狙える「買いの法則」があるのをご存知ですか?

論より証拠。それは『前走クラス別成績』です。

▼フローラS前走クラス別成績(過去10年)
新馬 [0-0-0- 6]複勝率0%
未勝利[1-1-2-28]複勝率12.5%
1勝 [7-4-3-57]複勝率19.7%
OP [1-0-0- 9]複勝率10%
G3 [1-5-5-37]複勝率22.9%
G2 [0-0-0- 3]複勝率0%
G1 [0-0-0- 3]複勝率0%

ご覧のとおり過去10年で「前走1勝クラス」組が7勝をマーク。本来は実績で勝るはずの前走重賞(G1・G2・G3)を走っていた馬と遜色ない成績を挙げています。

その中でも「前走1勝クラス1着馬」に限定すると[6-2-0-14]勝率27.3%、連対率36.4%まで上昇!2017年には12番人気の爆穴モズカッチャンが勝利。20年も後に日経賞、オールカマーなどG2競走3勝のウインマリリンが当時4番人気で快勝しました。

▼前走1勝クラス1着馬の成績
20年1着 ウインマリリン(4人気)
19年1着 ウィクトーリア(3人気)
18年1着 サトノワルキューレ(1人気)
17年1着 モズカッチャン(12人気)
16年2着 パールコード(2人気)
15年1着 シングウィズジョイ(2人気)
14年2着 ブランネージュ(6人気)
12年1着 ミッドサマーフェア(1人気)

フローラSで前走1勝クラス1着馬が活躍している理由として、同レースの1~2着馬には『オークス(G1、東京芝2400m)の優先出走権』が与えられることが考えられます。

3歳牝馬の頂点を決めるオークスに参戦できるのは最大18頭まで。出走枠に滑り込むにはそれ相応の実績が必要となり、前走で1勝クラスを勝ち上がったばかりの馬にとっては、フローラSで何としても権利を獲る必要があるんです!

そのため該当馬の多くは総じて勝負度合いが高く、17年1着モズカッチャン、20年1着ウインマリリンは次走のオークスでも2着に好走しました。

今年、上記で紹介した前走1勝クラス1着馬は意外に少なく、上位人気が予想されるラスールルージュエヴァイユなど3頭しかいません。

その中で要注目のヴァンルーラーは、前走で[2-1-0-1]勝率50%、連対率75%と相性抜群の君子蘭賞の1着馬。しかも今年は7頭立てでの逃げ切りとあって人気の盲点となっており、馬券的に絶好の狙い目です!