【小倉大賞典】約半数が馬券内!安定感バツグンの「好走ポイント」をダブルで満たした期待大の1頭

最内枠から上位進出を狙うカテドラル

最内枠から上位進出を狙うカテドラル


小倉大賞典(G3)が行われる小倉コースは「直線が短く、平坦」「コーナーの角度が急で小回り」と典型的なローカル競馬場らしい構造をしています。

加えて、小倉大賞典は各馬の力量差を考慮して斤量が定められる「ハンデ戦」とあって、ゴール前は例年大激戦。

ほんの少しの差が結果に影響及ぼすレースでは、やはり「枠順の有利不利」に触れなくてはなりません。

小回りコースで行われる小倉大賞典ではイメージ通りに「内枠有利」の傾向が出ており、特に「1枠」を引いた馬は高確率で好走します!

▼小倉大賞典・枠順別成績(過去10年)
1枠[1-4-3-10] 勝率 5.6% 連対率27.8% 複勝率44.4%
2枠[3-0-0-15] 勝率16.7% 連対率16.7% 複勝率16.7%
3枠[2-1-1-16] 勝率10.0% 連対率15.0% 複勝率20.0%
4枠[1-0-1-18] 勝率 5.0% 連対率 5.0% 複勝率10.0%
5枠[0-0-0-19] 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率 0.0%
6枠[0-1-3-16] 勝率 0.0% 連対率 5.0% 複勝率20.0%
7枠[2-2-0-16] 勝率10.0% 連対率20.0% 複勝率20.0%
8枠[1-2-2-15] 勝率 5.0% 連対率15.0% 複勝率25.0%

「1枠」に入った馬は過去10年で連対率27.8%、複勝率44.4%と頭一つ抜けた好走率をマーク。1着の数こそ2・3枠には及ばないものの、安定感はバツグンです!

また、1~4枠に入った馬で7勝を挙げているように、全体的に内枠優勢の傾向が出ています。インコースをロスなく回れる馬が有利、と考えて問題ないでしょう。

過去10年で「1枠」から馬券に絡んだ馬は8頭。この中で注目したいのが「7歳以上の高齢馬」です。

▼「7歳以上」で「1枠」から好走した馬(過去10年)
15年2着 コスモソーンパーク(6人気)

15年3着 ダコール(11人気)

16年2着 ダコール(6人気)

18年3着 スズカデヴィアス(4人気)

19年3着 サイモンラムセス(14人気)

8頭中5頭がこの条件に該当していますが、多くが6番人気以下の人気薄。

高齢馬だけにピークを過ぎていると思われがちですが、小回りのハンデ重賞では立ち回りの巧さが重要。キャリアを重ねてレース経験が豊富な高齢馬が、内枠の利を活かして好走するケースが目立っているんです!

今年「1枠」に入ったのはカテドラルレッドランメルトの2頭。カテドラルは「7歳」でこの条件に該当する上、小倉芝1800mで行われた中京記念で二度の2着があるように、コース実績も申し分ありません!まさに狙い目の1頭といえそうです!