09年ダービー3着、アントニオバローズが死亡

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09年の日刊スポーツ賞シンザン記念(GIII)を制したアントニオバローズ(牡4、栗東・武田厩舎)は、肺胸膜炎のため6月3日(木)に予後不良となった事が発表された。

アントニオバローズは08年の8月にデビュー。デビュー戦は、今年の天皇賞(春)で3着に入ったメイショウドンタクの2着に屈したが、続く未勝利戦を快勝すると、立て続けにシンザン記念(GⅢ)を連勝で重賞初制覇。
その後、東京優駿(GⅠ)で3着に入るも、ノド鳴りなどのアクシデントに見舞われる事も多く、無念の競走競走生活に幕を閉じた。ラストランは今年の2月13日のバレンタインS(16着)。

同馬は祖母の半兄に大種牡馬・ノーザンダンサーがいる血統。馬主は猪熊広次氏、生産者は新冠の前川隆範氏、馬名の意味由来は「人名+冠名」。JRA通算獲得賞金は9952.1万円(付加賞金含む)


アントニオバローズ
(牡4、栗東・武田厩舎)
父:マンハッタンカフェ
母:リトルアロー
母父:Kingmambo
近親:ノーザンダンサー
通算成績:9戦2勝
重賞勝利:09年日刊スポシンザン記念(G3)