【安田記念】伏兵ショウワモダンが快勝!父子制覇達成!

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10年6月6日(日)、3回東京6日目11Rで第60回 安田記念(GⅠ)(芝1600m)が行なわれ、後藤 浩輝騎手騎乗の8番人気・ショウワモダンが優勝。勝ちタイムは1:31.7(良)。

2着には1/2馬身差で、GⅠ2着がこれで4度目となった6番人気・スーパーホーネット(牡7、栗東・矢作厩舎)、3着には5番人気・スマイルジャック(牡5、美浦・小桧山厩舎)が続いて入線した。1番人気に支持されたリーチザクラウンは14着に敗れた。

レースはエーシンフォワードが好発を決めて、まさかの逃げの手を打つと、マイネルファルケ、トライアンフマーチ、リーチザクラウンらが先行。 3F通過は33秒6のハイラップで流れると、トライアンフマーチ、エーシンフォワードらが抜け出したところに、内からスルスルとスマイルジャックが進出。 すると、外からスーパーホーネットとショウワモダンが外から豪快に進出。最後はショウワモダンの脚色が一枚上回った。

勝ったショウワモダン06年7月にデビュー。08年の11月にノベンバーSを制してオープン入りすると、今年に入って、2月の中山記念(GⅡ)で3着になったのを皮切りに、4月のダービー郷CT(GⅢ)で重賞初制覇。前走のメイSでも59キロを背負いながら快勝。この勝利で3連勝となった。

同馬の父は99年の安田記念の勝ち馬・エアジハードで、本レースは父子制覇。同馬の半兄には07年の新潟記念を制したユメノシルシがいる血統。 馬主は山岸 桂市氏、生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「昭和を偲んで」。

騎乗していた後藤浩輝騎手は本レースは02年にアドマイヤコジーンで制して以来の2勝目、JRA重賞通算重賞48勝目、うちGⅠは4勝目。 管理する杉浦宏昭調教師は本レースは初勝利。JRA重賞通算10勝目でGⅠは2勝目。エアジハード産駒はJRA重賞通算4勝目、GⅠは初勝利。馬主の山岸桂市氏の所有馬はGⅠ初出走で初勝利。

1着 ショウワモダン【後藤浩輝騎手のコメント】
「ゴールした瞬間、初めてGⅠに勝った安田記念(02年に優勝。騎乗馬はアドマイヤコジーン)のことを思い出した。中間の動きも申し分なく、馬はすごくいい状態だったね。前走で感じた嫌なところもなかった。不安は天気が良すぎたことくらい。レースも思い描いたとおりに脚がためられた。先週のダービー(ローズキングダムで2着)での感触を生かして、ぎりぎりまで追い出しを我慢したが、直線の反応は抜群。きっちり交わすことができたよ。ずいぶん時間がかかったが、3連勝でGⅠまで登り詰め、すっかり本格化。苦労してきたスタッフに感謝したい」

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ショウワモダン
(牡6、美浦・杉浦厩舎)
父:エアジハード
母:ユメシバイ
母父:トニービン
半兄:ユメノシルシ
通算成績:39戦10勝
その他の重賞勝利:10年ダービー卿チャレンジ(G3)





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