【秋華賞】決め手あるミシシッピテソーロはG1に向け上積みあり!

3度目のG1挑戦となるミシシッピテソーロ

3度目のG1挑戦となるミシシッピテソーロ


■秋華賞
ミシシッピテソーロ
畠山吉宏調教師

——前走の紫苑ステークスは5着でした。レースを振り返ってください。

畠山調教師(以下、畠):これまではワンターンのコース形態で良績を残していて、前走は2000のコーナー4つという初の試みで折り合い面などどうかと思っていましたが、初騎乗の石川騎手も折り合いを欠くことなく上手に競馬をしてくれました。4コーナーを回って直線に向いたときは「やれるか」という感じもありましたし、重賞のメンバー相手に5着と力は見せてくれたと思います。

——レース後の馬の様子はいかがでしたか。

畠:前々走の頃から体が成長してしっかりしてきましたし、前走後も脚元も問題なく競馬で頑張った反動も見られませんでした。

——この中間の過ごし方を教えてください。

畠:近くの牧場に1週間くらいリフレッシュ放牧に出してそこでも体調に問題がなかったので、秋華賞を目指そうということになりました。9/22(金)にトレセンに戻ってきてからも馬体重は440キロ台をキープ出来ていたので、早速追い切りをやっていこう、と。秋華賞も石川騎手で行きますが、9/28(木)に確認してもらったところ「反動はない」と言っていましたし順調にきていると思います。

——10/5(木)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

畠:しっかり併せ馬をやろうと思っていました。古馬を前に置いて2、3馬身後ろから追いかけて並びかける形でやりましたが、ラストは相手が一杯に追っているのに対してミシシッピテソーロは馬なりで終い11.1秒でまとめていましたし、ゴール板を過ぎてもスーッと伸びていて余力を感じさせました。馬体重もキープ出来ていますし、G1へ向けての上積み感じます。

——今回は阪神ジュベナイルフィリーズ以来、2度目の関西遠征です。初の京都2000という舞台に対しての見通しはどのようにお考えですか。

畠:中山と京都で場所は違いますが、前走で2000のコーナー4つをまずまずこなしてくれましたからね。この世代の牝馬としては使っているレース数が多く、いろんな競馬場で走っているので京都へ行くのも心配はありません。

——3度目のG1挑戦です。レースに向けて意気込みをお願いします。

畠:ものすごく強い馬がいますし、G1なので他もみんな能力のある馬ばかりです。これまで何度も一緒に走ったことのある相手たちとの対戦になりますが、この馬も成長していますからね。何か一発嵌めるような競馬で、力上位の馬との差を詰めてもらえればと思っています。