―勝利コメント＆研究員の目―
≪6/13・東京1～5R≫

●東京1R 3歳未勝利・牝(ダ1600m)

1着 ナカヤママニッシュ(柴田善騎手)
「流れがきついと思ったが、それでも押し切れた。能力の高さを示せたね。これからが楽しみな馬だよ」

2着 ルペルカリア(福永騎手)
「勝たせたかったところ。でも、一戦ごとに内容は良くなっている。チャンスは近い」

4着 ジュンノアスカ(中谷騎手)
「最後は脚色が一緒になったけど、一瞬は抜けるかと思った。ダートもこなせるね」

7着 レッドプラネット(秋山調教師)
「躓いたのが痛い」

・スタートで脚を使わされる最内枠にもかかわらず、スッと先行。外から絡まれる展開でも最後までバテずに伸びたのは能力の証。2戦目でキッチリ勝ち上がったように素質は高い。まだまだ成長の余地があり、昇級でもイキナリ期待できる1頭。


●東京2R 3歳未勝利(ダ2100m)

1着 リリースバージョン(丸田騎手)
「スタートが決まり、他馬が来たらもうひと伸び。いい形にモチ込めましたよ。追い切りでも息が乱れず、体力はある馬なんです。この距離はいいですし、長く使える脚を生かすことができました」

2着 エドヒガン(吉田豊騎手)
「ゲートもスムーズだったし、うまく競馬ができたが、直線は狭いところに入ってしまって。馬が気を遣ったぶんの負けだね」

3着 マイネルバンベール(中谷騎手)
「自分の競馬はできたんだけど。一瞬でも先頭に出ていれば違ったと思うが、抜け出せそうで抜けられなかった」

8着 ナムラウォーリアー(田中勝騎手)
「道中は勝てる手応えだったのに、仕掛けてからが案外。嫌々上がっていく感じだった」

・2番手からの競馬で最後も脚が鈍ることなく踏ん張り切った。距離延長がかなりよかったよう。単勝は8790円と大荒れ。


●東京3R 3歳未勝利(ダ1300m)

1着 マイネルレガーロ(松岡騎手)
「右回りだと内にもたれる癖があるので、東京がいいのではと陣営に進言。ただし、苦しくなるとやはり右へ行こうとする。最後はひやひやしたよ。そんな面が解消すれば、能力的には上にでも通用する」

2着 カオカオプリン(三浦騎手)
「連闘でも、よくがんばった。これまで以上にリズム良く進め、キターと思ったが。最後は勝ち馬のほうが胴が長いぶんだけ。競馬が上手になったので、そろそろ順番が来るでしょう」

・馬体重がさらに絞れ、パドックでは断トツで体をよく見せていた。終いが甘くなる部分があるが、それ以上に左回りが良かったようだ。稽古でも好時計を出しまくっている馬で、昇級しても左回りの短距離ダートなら期待は大きい。


●東京4R 3歳未勝利(芝2400m)

1着 ワイズミューラー(内田騎手)
「出たなりで競馬をしたんだけど、道中はラクに進めたよ。追いだしてからの手応えも良く、キチンと伸びてくれたね。上に行っても通用するよ」

3着 マーニー(三浦騎手)
「4コーナーで追いだす時に前が詰まったのが痛かったです。あと、馬場も思った以上に悪かったですね」

・道中ではかなり揉まれていたが、それでも落ち着いて脚をタメれたように精神的にも強くなっている。ジャングルポケット産駒はこの舞台が合う馬が多く、適性の高さも出たのだろう。3Rに続き関西馬の勝利。


●東京5R 3歳500万下(ダ1600m)

1着 コスモイフリート（吉田隼騎手）
「いいところで競馬ができました。直線で抜け出してから少しヨレたんですけど、それでも粘り切っているようにいい渋太さを持っていますね」

3着 スマイルタイム(福永騎手)
「1ハロン延びても、折り合いが付いてスムーズな競馬ができた。収穫はあったよ。ただ、追ってからがひと息。連戦の疲れも感じなかったんだけど」

5着 マスタールティア(小林淳騎手)
「へこむね。抜群の手応えで追い出しを待つくらいだったが、伸びそうで伸びなかった。渋ったほうがいいタイプだし、距離もぎりぎりだからね。それでも力を付けていることは確か。福島のダート1150mは向くので、次こそは」

・2番手からの競馬で最後もひと伸び。時計的にも及第点で、前走結果から考えても左回りのダートはかなり合うのだろう。いい渋太さがあり、古馬とやっても好勝負可能。