トピックスTopics
あおぎりS/平林雅芳の3歳戦ピックアップ
2010/6/15(火)
土曜京都3R
3歳未勝利
ダ1800m
勝ちタイム1.54.1
勝ち馬:エイユーブラッサム(牡3、栗東・池添厩舎)
前のレースもこのコンビでの勝利。池添厩舎と所属の松山Jの勝利だが、次のレースも松山Jは勝ち続け、3連勝の快挙。エイユーブラッサムは枠順どおりの内々を廻って、4コーナー手前では絶好の手応えで直線へ入ってきた。最後の着差はハナながら、もっと余裕さえ感じる勝ちっぷりでもあった・・・。
前半1000メートルが1.02.9。逃げたテラフィールドが造ったペースだが、その少し前ぐらいからペースアップした流れ。2番手がサダルメリク、3番手の内めがエイユーブラッサムで、外にメイショウトシイエが上がってきていた。
4コーナーでは前が3頭並び、その直後のエイユーブラッサムの手応えが抜群。
直線に入って、2番手のサダルメリクが渋い粘り。4コーナーでエイユーブラッサムの外の絶好位となったリリーストライカーは、直線で意外と伸び悩んだ。もたついてしまう感じだったが、ゴール前だけはまた詰め寄ってきたりと、ちょっと判らぬ感じだ。
サダルメリクが最後まで抵抗していたゴール前。エイユーブラッサムとは前走の2、5着の着順が逆転したものだが、けっこうな粘りはなかなかで、次走はもっとやれるか。
エイユーブラッサムの前走は、スタートで後手を踏んでのもの。その点も今回はスムーズなゲートで絶好の位置でのレースと、勝つ時はこんなもの。ゲートの好発は好結果をもたらすもの、勝負を決めるものでもある。
道中を内々の経済コース、そして直線もその内ラチ沿いを古馬のようにちゃんと脚を使えたエイユーブラッサム。次の戦いも楽しみだ。
土曜京都5R
3歳未勝利
芝1400m
勝ちタイム1.22.1
勝ち馬:ルアーズストリート(牝3、栗東・平田厩舎)
レースとしては、2着のゴーゲッターが一番理想的な競馬っぷり。直線もいい感じで抜け出したかと思えたのだが、外から実にいい脚を使ってルアーズストリートが交わしての勝利。休み明けを使ってグンと良化したのだろうが、素質を元々期待されていた馬の勝利。ステッキも1発ぐらい入れたぐらいで、着差以上の強さを発揮したものであった。
内からノブクィーン、中からドリームヒーローが出て行き、外からタニノロゼットが絡んで行く、3頭がちょっとやりあう感じの争いが3コーナーを過ぎても続いた。
前半3ハロンが34.7で1000メートル通過も57.9と、けっこう速い流れだ。
4コーナーでもこの3頭が並び、その後ろが内にゴーゲッター、外にタガノシビルが待つ位置どりとなった。
直線に入って、ゴーゲッターが4コーナーの手応えどおりに出てきた。
先行馬の中ではドリームヒーローがいちばんの粘り。一旦先頭のシーンもあったが、ゴーゲッターの伸びが優っていた。
しかしそれを上廻るったのが、ルアーズストリート。
道中は中団の後ろめの位置で10番手ぐらいだったが、4コーナーでの手応えも抜群で、直線の伸びも確かなものだった。上位に来た馬のなかでは一番の脚色でもあった。
ノブクィーンが13着、タニノロゼットが16着と、先行馬には辛い流れの中で3着に粘っていたドリームヒーロー。今日の馬体は10キロ減っていたが、むしろこれでよかったのかも知れない。
ゴーゲッターは新潟戦で3戦、今回距離を短縮してきたものだが、直前のケイコでもタマモナイスプレイに先着と出来の良さを見せていた。相手が悪かったとしかいいようがなかろう。
最後の1ハロンが12.3もかかっている。それだけ全体に速かった流れ。でもルアーズストリートの勢いはなかなかだった。
ブロードストリートの妹で、初戦から期待の大きかった馬。以前は前々の競馬っぷりだったのを、休み明けから終いを生かす競馬をしており、そして本日の勝利と、目指しているものは間違いがなかった様子。
一旦脚質とかを掴んであるだけに、今後が楽しみになる馬だろう・・・。
土曜京都11R
あずさ賞
芝1600m
勝ちタイム1.34.3
勝ち馬:カミダノミ(牡3、栗東・森厩舎)
直線で大外を一気に脚を使って伸びてきたのがカミダノミ。それこそアッと思う間もない程に見事な脚であった。一時は後続を離して逃げたロードセイバーが粘りに粘ったゴール前だったが、カミダノミの脚色はちょっと違っていた。失礼ながらちょっと驚きに近いものを感じた結果。イメージとは違う競馬内容であり、結果でもあった・・・。
1頭ヤマカツマヤリスが大きくゲートで置かれたが、他はそんな目立つ馬はいなかったと思う。そのヤマカツマヤリスがドンジリ追走だが、その1頭前のブービーの位置を走っていたのがカミダノミ。
4コーナーでマックスバローズがいい手応えで上がって行っていたが、その直後をさらに外から目立つ脚色で上がって行ったのがカミダノミ。レースの上がりを1秒以上をも上廻る凄い切れであった。
レース自体は、一番外のロードセイバーが、前半1000メートルを59.0とまずまずのペースで逃げた。坂の下りでは2番手グループを大きく離す逃げとなってはいたが、流れ自体は平均ペースなもの。
4コーナーでは、2番手にダノンスパシーバが上がってきていたのだが、肝心の直線では伸びが今ひとつ。結局、逃げたロードセイバーを交わしたのはカミダノミだけ。
カミダノミのこの脚の使いようはどうだ。今までほとんどのレースで、前々での競馬であった。前走の府中戦が7着ながら、そんなに負けていないとはいえ、特筆する程のものでもない。それが今日のこの末脚。乾坤一擲の壮挙とは、こんな事を言うのか。
その結果は、まさしく神のみぞ知っていたことなのか・・・。
それにしても、競馬の奥深さや謎を、またまた知らされた思いである。いや~難しいです・・。
日曜京都1R
3歳未勝利
ダ1400m
勝ちタイム1.25.5
勝ち馬:スマートアーサイト(牡3、栗東・小崎厩舎)
今日が12戦となるスマートアーサイト。しかも、2着は前走が初めてのもので、今まで3着がウンザリする程。しかしここに来て充実してきたのか、今日もしっかりとした内容で待望の勝利。4コーナーで外めの4番手に上がり、後は王道の強い内容でゴールであった・・。
前走タイムオーバーとなったゴッドマジックが、好発から前へと出て行くが、スッと内から先手を取ったのは、今日が初出走のダノンブリリアント。
しかし、外からアルバマキシマも行き脚がついて、前へ出てくる。
スマートアーサイトは5番手の内ラチ沿い。ちょっと全般に速い流れで3コーナーを通過して4コーナーヘと向かった。
ダノンブリリアントにゴッドマジック、その外にアルバマキシマと3頭が並び加減だ。その外へ、内から出してきたスマートアーサイト、さらにビジュアルショックも顔を覗かせて、その直後にトーホウカツトップも来ていた。
直線に入って、先行馬のペースが少し落ちてきたところで、外から一気にスマートアーサイトが前に出てきた。
残り1ハロンを切ってからは独走気味となった。抜け出して、最後はもう流し気味のゴールでさえあった。
2着にはトーホウカツトップが上がって、3着には先行馬グループの中からゴッドマジックが粘って入った。
勝ち時計の1.25.5は、乾いた馬場で悪くないもの。それも最後は後続を千切ってのもので、いくらか抑え気味。
昨年暮れにダート戦に矛先を向けた時が、1400で6着だったスマートアーサイト。前走の2着、そして今回と、結果論だがこの距離は合っていると言えようか。
12戦目での初勝利となって、数多く使ってはいるが、むしろ尻上がりな内容。これで一息入れられるだろうが、まだ良くなってくる余地は十分とみた・・。
日曜京都2R
3歳未勝利・牝
芝1600m
勝ちタイム1.34.4
勝ち馬:テーオールネサンス(牝3、栗東・笹田厩舎)
前のレースでもクロフネ産駒がダート勝ち。芝のこのレースでもスタートから先手を取った5ヵ月ぶりのテーオールネサンスが、ミッドタウンレディとの猛烈な追い合いを制した。けっこう速い流れの中での勝ちで、時計も優秀で楽しみな馬の復活だ。
そこそこいいメンバーとなっているこの牝馬限定戦。そんな好カードを制したのはテーオールネサンス。スタートから飛び出して行ったが、すぐにマザーウェル、内からデコルテ、そして今日が2戦目のミッドタウンレディと積極的な馬ばかり。
3コーナーを過ぎ、坂の下りも先頭をキープのテーオールネサンス、しかし4コーナーを廻る時には、すぐ横にミッドタウンレディが並び、直ぐ後ろで控えるマザーウェルの手応えも良くどうかと思えたものだが、直線に入っても渋太かった。
手応えほどマザーウェルの伸びが良くなく、むしろミッドタウンレディの勢いが良く、必死で粘るテーオールネサンスの外で抜け出すチャンスを図っている感じだった。
ゴールが近づいてきて、前の2頭の壮絶な追い合いとなるが、テーオールネサンスがなかなか抜かせない。そしてそのまま勝利のゴール。
3着に、直線で追い上げてきていたサンデーミューズが勢いよく伸びて、デコルテ、マザーウエルを交わして入った。
テーオールネサンスが逃げた1000メートルは、58.4とまずまずのペースで行っている。2着ミッドタウンレディが2番手からの競馬でいわゆる行った行ったの流れ。とはいえタイムの1.34.4も悪くなく、休み明けを思えば、まだまだ上積みもあるだろうから期待値は大きい。
そして2着ミッドタウンレディだが、直線での勢いも負けないと思えたもの。相手の渋太さに手こずったもので、次走はキッチリと勝てるだろう馬。
3着サンデーミューズは仕切り直しの一戦。直線での脚はなかなかで、次走は注目となる戦いであろう・・。
日曜京都6R
3歳500万下
芝1200m
勝ちタイム1.08.1
勝ち馬:エーシンヴァーゴウ(牝3、栗東・小崎厩舎)
逃げたオクルスの速いこと。前半3ハロンを33.2で飛ばした。
2番手ながら前とは3、4馬身もあった坂の下り。そのエーシンヴァーゴウだが、4コーナーを廻る時はしっかりと前に接近し、残り1ハロンからは、むしろ突き放して、5馬身差の圧勝となった。オクルスが粘って2着。かなり降ってきた京都競馬場だが、まだ馬場は良かった・・・。
ゲートを出て、いち早く外からオクルスが出て行き、タツサファイヤにトーホウシンバルも直ぐ後ろを続いた。少し行ってから、エーシンヴァ-ゴウが行き脚がついたのか、外からオクルスの2番手に上がってきた。
3コーナーのカーヴも先頭でオクルスが廻り、2番手に変わらずエーシンヴァーゴウ。しかし先頭との差はまだけっこうあった。3番手が内にトーホウシンバル、外にタツサファイヤで、4コーナーのカーヴを迎えた。
前の2頭が、少し後ろを離して直線に入ってきて、アッという間に残り1ハロンを迎えると、過ぎたかのタイミングで、エーシンヴァーゴウの岩田Jがゴーサインを出した。手綱でしゃくりながら馬をうながしている。
すると、見る見る間に後ろを離していき、余裕の差でゴール。
2着にはオルクスが何とか粘りこんだ。直線で伸びきれていないのがタツサファイヤ。内のトーホウシンバルがオルクスに迫ったが、交わせないままで3着だった。
デビュー戦をダートで7着だったエーシンヴァーゴウだが、人気に応えられずの結果。すかさず芝へ連闘で勝利をものにした。
それ以降は、この1200芝を選んで使ってきている。今日もこの速さにはさすがについていくだけだったが、直線でキッチリとした伸び。前走と同じタイムで走っての勝利だが、最後は余裕でのもの。まだまだ縮まる可能性は大である。
あとは、デビュー当初が470キロの馬体。そこまで戻るかしてくればなおいいはず。でも、短い距離なら昇級しても古馬相手でも、十分な能力と思えるものだ・・。
日曜京都9R
あおぎりS
ダ1800m
勝ちタイム1.51.2
勝ち馬:ミラクルレジェンド(牝3、栗東・藤原英厩舎)
ユニコーンSを除外になった馬やコツコツと積み上げてきた馬の争いで、いずれもダート巧者揃いの一戦。スタートのタイミングが合わなかったのか、ソリタリーキングの出が良くない。速い流れで進む3コーナー過ぎだが、馬群の中にいるソリタリーキングよりも、その外にいるミラクルレジェンドの手応えの方が断然良かった。一転二転のゴール前を抜け出たのは、そのミラクルレジェンド。牝馬ながら、ダート戦で3連勝と見事な足取りである・・。
ややソリタリーキングの出が良くなかった。少しアオり気味のスタートとなり、馬群の後ろになった。パルラメンターレがスッと出て行き、最初のカーヴを廻って行った。2番手エイシンナナツボシ、3番手にブルーソックス。
2コーナーを廻って、前の2頭はけっこういい流れで飛ばしている感じだ。ソリタリーキングはと見ると、後ろから4頭目、内めを突いていて、その半馬身前にミラクルレジェンドが位置していた。
向こう正面では、3番手グループがけっこう進出。タマモアルプスにブルーソックス、メイショウツチヤマが前に追いつく勢いであった。その後ろにミッキーバラード。そして3コーナーへと入って行った。
先頭のパルラメンターレの半馬身差に、エイシンナナツボシが馬体を寄せていった。直後のタマモアルプスは手綱が動きっぱなしだ。
メイショウツチヤマとミッキーバラードは、いい感じの手応えで追走だ。ソリタリーキングは、内ラチ沿いを相変わらずのポジションで進んでいたが、少し鞍上が仕掛け気味であった。その前のミラクルレジェンドの方が行きっぷりは断然にいい感じだ。
4コーナーに入ってきた。パルラメンターレの外にエイシンナナツボシが完全に馬体を並べてきて、さらに前のグループの外へミッキーバラードが上がってきて4頭が横並びになった。しかし馬群は凝縮されてしまい、最後方までもうそんなに差はなかった。
直線に入ってくる時にチラッと外を見てミラクルレジェンドが外へ出してきた。ソリタリーキングはそのまま最内でのコーナーリングでカーヴを廻ってきた。前ではミッキーバラードの勢いが良く先頭に踊り出る勢いで、その後ろの馬群の中をナリタスプリングがこじ開けて出てようとしていた。
直線残り1ハロンを過ぎてミッキーバラードが先頭、その外へナリタスプリング、さらに外をメイショウツチヤマ。
また外にミラクルレジェンドが勢いを増してきた。直後にキラウエア、内にソリタリーキングが馬の間から脚を伸ばしてきたが、もう明らかにミラクルレジェンドの脚色が優勢なのが判った。
2着ナリタスプリング、ソリタリーキングはミッキーバラードに半馬身及ばずの4着であった。
前半1000メートルが1.01.1で、道中も12秒台のオンパレードで平均に流れた。
馬場コンディションを考えれば、そんなに速くもないものだろうが、差し馬に有利な流れになったのは間違いなかった。
随一の牝馬のミラクルレジェンド。ゴール前で岩田Jが小さくガッツポーズ、会心のレースだったのだろう。
ナリタスプリングも能力は出し切った感じ。ソリタリーキングがもっと弾けると思っていたのに、ほぼ同じ位置にいたミラクルレジェンドが4コーナーで外へ出していく程の動きだったのに対して、こちらはそんな感じでもなかった。
久々の実戦で動けなかったのか?目立たないがこの牝馬、なかなかの勝ちっぷりでありダート巧者だろう。
今回は馬体が大幅に減って420キロ。使い減りするようだけに、今後の動向は判らぬが、実に面白い馬の出現だ・・。
★次回狙える馬
土曜京都1R
3歳未勝利・牝
ダ1800m
ハッピーディレンマ(3着)(牝3、栗東・吉田厩舎)
(ポイント)
牝馬限定の未勝利戦だが、勝ったキョウワレジーナも初ダートをアッサリとクリアして勝ち上がったのだが、このハッピーディレンマも、4戦目の今回が初めてのダート戦。内々をそつなく廻って3着争いの接戦をクビ差しのいだもの。
でも、今までのレースぶりからは進境が著しく、次回に楽しみが持てる内容となった。ダート戦に活路を見出せそうな感じとなる本日の一戦であった・・。
土曜京都3R
3歳未勝利
ダ1800m
リリーストライカー(4着)(牡3、栗東・平田厩舎)
(ポイント)
近走は前々でレースをしていた馬が、今回は中団ぐらいの競馬となってしまった。ジワジワと行って、4コーナーでは好位の外めに追い上げてきていたが、直線で伸びあぐねた。やはり前々でスムーズな競馬が理想の馬なのだろう。前2戦はブリンカーを着用していたのが今回はしていないのも、結果的には影響があったのだろうか。
次回ブリンカー着用と来るならば、もう一度狙ってみてもいい馬だろう・・・。
土曜京都4R
3歳未勝利
芝2400m
トライアンフウィル(4着)(牡3、栗東・田所清厩舎)
(ポイント)
デビュー前のケイコで、ちょっとチェックした思いのある馬である。そして一度ダート戦で3着があった時に「片鱗はあるな」と再確認していたのだが、その後がいただけなかった。前回からブリンカーを着用して、今回はなお積極的な競馬。それでいて粘っているのだから、ブリンカーがかなり利いているものと思える。まだ人気的にそう追求されるとは思えず、美味しい配当があるかも知れない。次走にはおおいに興味を持って見たい。
日曜京都2R
3歳未勝利・牝
芝1600m
サンデーミューズ(3着)(牝3、栗東・池江寿厩舎)
(ポイント)
新潟戦でデビューの予定が、競走除外のアクシデント。仕切り直しの一戦となった今回だが、直前の坂路でもなかなかの動きをみせていた。レースの結果は逃げたテーオールネサンスが勝ち、2番手のミッドタウンレディが際どい2着の前が有利な流れ。そこで直線残り1ハロンからの伸びだけで3着に来ていた脚は見どころいっぱい。次走はおおいに期待できるものとなるはずだろう。
もっとも、この3歳未勝利戦は、あちこちに次回楽しみに出来る馬ばかり。4着デコルテが5ヵ月ぶりも内容良く、次回が待ち遠しくなるもの。そして5着マザーウェルは、4コーナーまでの手応えなら勝ち負けと思っていたのが、直線半ばで伸びきれず。しかしまたゴール前でにぎわしている内容。まだまだ見限れないものである・・。
日曜京都6R
3歳500万下
芝1200m
オクルス(2着)(牝3、栗東・松永康厩舎)
(ポイント)
エーシンヴァーゴウには5馬身差の2着ではあったが、そのスピードは魅力たっぷりなもの。1000メートル通過が55.9と、最近では一番速いラップで飛ばしたもの。5馬身差で負けた事よりも、3着馬にクビ差でも抜かせなかった粘りの方を取り上げたい。サクラバクシンオー産駒らしく、芝でもダートでも能力を発揮出来ているタイプだ。今回は負けた相手が悪かったものであり、これからも短い距離での活躍はおおいに期待できるものである。これから始まる夏のローカル競馬での追跡調査をしていきたい馬だ。
3歳未勝利
ダ1800m
勝ちタイム1.54.1
勝ち馬:エイユーブラッサム(牡3、栗東・池添厩舎)
前のレースもこのコンビでの勝利。池添厩舎と所属の松山Jの勝利だが、次のレースも松山Jは勝ち続け、3連勝の快挙。エイユーブラッサムは枠順どおりの内々を廻って、4コーナー手前では絶好の手応えで直線へ入ってきた。最後の着差はハナながら、もっと余裕さえ感じる勝ちっぷりでもあった・・・。
前半1000メートルが1.02.9。逃げたテラフィールドが造ったペースだが、その少し前ぐらいからペースアップした流れ。2番手がサダルメリク、3番手の内めがエイユーブラッサムで、外にメイショウトシイエが上がってきていた。
4コーナーでは前が3頭並び、その直後のエイユーブラッサムの手応えが抜群。
直線に入って、2番手のサダルメリクが渋い粘り。4コーナーでエイユーブラッサムの外の絶好位となったリリーストライカーは、直線で意外と伸び悩んだ。もたついてしまう感じだったが、ゴール前だけはまた詰め寄ってきたりと、ちょっと判らぬ感じだ。
サダルメリクが最後まで抵抗していたゴール前。エイユーブラッサムとは前走の2、5着の着順が逆転したものだが、けっこうな粘りはなかなかで、次走はもっとやれるか。
エイユーブラッサムの前走は、スタートで後手を踏んでのもの。その点も今回はスムーズなゲートで絶好の位置でのレースと、勝つ時はこんなもの。ゲートの好発は好結果をもたらすもの、勝負を決めるものでもある。
道中を内々の経済コース、そして直線もその内ラチ沿いを古馬のようにちゃんと脚を使えたエイユーブラッサム。次の戦いも楽しみだ。
土曜京都5R
3歳未勝利
芝1400m
勝ちタイム1.22.1
勝ち馬:ルアーズストリート(牝3、栗東・平田厩舎)
レースとしては、2着のゴーゲッターが一番理想的な競馬っぷり。直線もいい感じで抜け出したかと思えたのだが、外から実にいい脚を使ってルアーズストリートが交わしての勝利。休み明けを使ってグンと良化したのだろうが、素質を元々期待されていた馬の勝利。ステッキも1発ぐらい入れたぐらいで、着差以上の強さを発揮したものであった。
内からノブクィーン、中からドリームヒーローが出て行き、外からタニノロゼットが絡んで行く、3頭がちょっとやりあう感じの争いが3コーナーを過ぎても続いた。
前半3ハロンが34.7で1000メートル通過も57.9と、けっこう速い流れだ。
4コーナーでもこの3頭が並び、その後ろが内にゴーゲッター、外にタガノシビルが待つ位置どりとなった。
直線に入って、ゴーゲッターが4コーナーの手応えどおりに出てきた。
先行馬の中ではドリームヒーローがいちばんの粘り。一旦先頭のシーンもあったが、ゴーゲッターの伸びが優っていた。
しかしそれを上廻るったのが、ルアーズストリート。
道中は中団の後ろめの位置で10番手ぐらいだったが、4コーナーでの手応えも抜群で、直線の伸びも確かなものだった。上位に来た馬のなかでは一番の脚色でもあった。
ノブクィーンが13着、タニノロゼットが16着と、先行馬には辛い流れの中で3着に粘っていたドリームヒーロー。今日の馬体は10キロ減っていたが、むしろこれでよかったのかも知れない。
ゴーゲッターは新潟戦で3戦、今回距離を短縮してきたものだが、直前のケイコでもタマモナイスプレイに先着と出来の良さを見せていた。相手が悪かったとしかいいようがなかろう。
最後の1ハロンが12.3もかかっている。それだけ全体に速かった流れ。でもルアーズストリートの勢いはなかなかだった。
ブロードストリートの妹で、初戦から期待の大きかった馬。以前は前々の競馬っぷりだったのを、休み明けから終いを生かす競馬をしており、そして本日の勝利と、目指しているものは間違いがなかった様子。
一旦脚質とかを掴んであるだけに、今後が楽しみになる馬だろう・・・。
土曜京都11R
あずさ賞
芝1600m
勝ちタイム1.34.3
勝ち馬:カミダノミ(牡3、栗東・森厩舎)
直線で大外を一気に脚を使って伸びてきたのがカミダノミ。それこそアッと思う間もない程に見事な脚であった。一時は後続を離して逃げたロードセイバーが粘りに粘ったゴール前だったが、カミダノミの脚色はちょっと違っていた。失礼ながらちょっと驚きに近いものを感じた結果。イメージとは違う競馬内容であり、結果でもあった・・・。
1頭ヤマカツマヤリスが大きくゲートで置かれたが、他はそんな目立つ馬はいなかったと思う。そのヤマカツマヤリスがドンジリ追走だが、その1頭前のブービーの位置を走っていたのがカミダノミ。
4コーナーでマックスバローズがいい手応えで上がって行っていたが、その直後をさらに外から目立つ脚色で上がって行ったのがカミダノミ。レースの上がりを1秒以上をも上廻る凄い切れであった。
レース自体は、一番外のロードセイバーが、前半1000メートルを59.0とまずまずのペースで逃げた。坂の下りでは2番手グループを大きく離す逃げとなってはいたが、流れ自体は平均ペースなもの。
4コーナーでは、2番手にダノンスパシーバが上がってきていたのだが、肝心の直線では伸びが今ひとつ。結局、逃げたロードセイバーを交わしたのはカミダノミだけ。
カミダノミのこの脚の使いようはどうだ。今までほとんどのレースで、前々での競馬であった。前走の府中戦が7着ながら、そんなに負けていないとはいえ、特筆する程のものでもない。それが今日のこの末脚。乾坤一擲の壮挙とは、こんな事を言うのか。
その結果は、まさしく神のみぞ知っていたことなのか・・・。
それにしても、競馬の奥深さや謎を、またまた知らされた思いである。いや~難しいです・・。
日曜京都1R
3歳未勝利
ダ1400m
勝ちタイム1.25.5
勝ち馬:スマートアーサイト(牡3、栗東・小崎厩舎)
今日が12戦となるスマートアーサイト。しかも、2着は前走が初めてのもので、今まで3着がウンザリする程。しかしここに来て充実してきたのか、今日もしっかりとした内容で待望の勝利。4コーナーで外めの4番手に上がり、後は王道の強い内容でゴールであった・・。
前走タイムオーバーとなったゴッドマジックが、好発から前へと出て行くが、スッと内から先手を取ったのは、今日が初出走のダノンブリリアント。
しかし、外からアルバマキシマも行き脚がついて、前へ出てくる。
スマートアーサイトは5番手の内ラチ沿い。ちょっと全般に速い流れで3コーナーを通過して4コーナーヘと向かった。
ダノンブリリアントにゴッドマジック、その外にアルバマキシマと3頭が並び加減だ。その外へ、内から出してきたスマートアーサイト、さらにビジュアルショックも顔を覗かせて、その直後にトーホウカツトップも来ていた。
直線に入って、先行馬のペースが少し落ちてきたところで、外から一気にスマートアーサイトが前に出てきた。
残り1ハロンを切ってからは独走気味となった。抜け出して、最後はもう流し気味のゴールでさえあった。
2着にはトーホウカツトップが上がって、3着には先行馬グループの中からゴッドマジックが粘って入った。
勝ち時計の1.25.5は、乾いた馬場で悪くないもの。それも最後は後続を千切ってのもので、いくらか抑え気味。
昨年暮れにダート戦に矛先を向けた時が、1400で6着だったスマートアーサイト。前走の2着、そして今回と、結果論だがこの距離は合っていると言えようか。
12戦目での初勝利となって、数多く使ってはいるが、むしろ尻上がりな内容。これで一息入れられるだろうが、まだ良くなってくる余地は十分とみた・・。
日曜京都2R
3歳未勝利・牝
芝1600m
勝ちタイム1.34.4
勝ち馬:テーオールネサンス(牝3、栗東・笹田厩舎)
前のレースでもクロフネ産駒がダート勝ち。芝のこのレースでもスタートから先手を取った5ヵ月ぶりのテーオールネサンスが、ミッドタウンレディとの猛烈な追い合いを制した。けっこう速い流れの中での勝ちで、時計も優秀で楽しみな馬の復活だ。
そこそこいいメンバーとなっているこの牝馬限定戦。そんな好カードを制したのはテーオールネサンス。スタートから飛び出して行ったが、すぐにマザーウェル、内からデコルテ、そして今日が2戦目のミッドタウンレディと積極的な馬ばかり。
3コーナーを過ぎ、坂の下りも先頭をキープのテーオールネサンス、しかし4コーナーを廻る時には、すぐ横にミッドタウンレディが並び、直ぐ後ろで控えるマザーウェルの手応えも良くどうかと思えたものだが、直線に入っても渋太かった。
手応えほどマザーウェルの伸びが良くなく、むしろミッドタウンレディの勢いが良く、必死で粘るテーオールネサンスの外で抜け出すチャンスを図っている感じだった。
ゴールが近づいてきて、前の2頭の壮絶な追い合いとなるが、テーオールネサンスがなかなか抜かせない。そしてそのまま勝利のゴール。
3着に、直線で追い上げてきていたサンデーミューズが勢いよく伸びて、デコルテ、マザーウエルを交わして入った。
テーオールネサンスが逃げた1000メートルは、58.4とまずまずのペースで行っている。2着ミッドタウンレディが2番手からの競馬でいわゆる行った行ったの流れ。とはいえタイムの1.34.4も悪くなく、休み明けを思えば、まだまだ上積みもあるだろうから期待値は大きい。
そして2着ミッドタウンレディだが、直線での勢いも負けないと思えたもの。相手の渋太さに手こずったもので、次走はキッチリと勝てるだろう馬。
3着サンデーミューズは仕切り直しの一戦。直線での脚はなかなかで、次走は注目となる戦いであろう・・。
日曜京都6R
3歳500万下
芝1200m
勝ちタイム1.08.1
勝ち馬:エーシンヴァーゴウ(牝3、栗東・小崎厩舎)
逃げたオクルスの速いこと。前半3ハロンを33.2で飛ばした。
2番手ながら前とは3、4馬身もあった坂の下り。そのエーシンヴァーゴウだが、4コーナーを廻る時はしっかりと前に接近し、残り1ハロンからは、むしろ突き放して、5馬身差の圧勝となった。オクルスが粘って2着。かなり降ってきた京都競馬場だが、まだ馬場は良かった・・・。
ゲートを出て、いち早く外からオクルスが出て行き、タツサファイヤにトーホウシンバルも直ぐ後ろを続いた。少し行ってから、エーシンヴァ-ゴウが行き脚がついたのか、外からオクルスの2番手に上がってきた。
3コーナーのカーヴも先頭でオクルスが廻り、2番手に変わらずエーシンヴァーゴウ。しかし先頭との差はまだけっこうあった。3番手が内にトーホウシンバル、外にタツサファイヤで、4コーナーのカーヴを迎えた。
前の2頭が、少し後ろを離して直線に入ってきて、アッという間に残り1ハロンを迎えると、過ぎたかのタイミングで、エーシンヴァーゴウの岩田Jがゴーサインを出した。手綱でしゃくりながら馬をうながしている。
すると、見る見る間に後ろを離していき、余裕の差でゴール。
2着にはオルクスが何とか粘りこんだ。直線で伸びきれていないのがタツサファイヤ。内のトーホウシンバルがオルクスに迫ったが、交わせないままで3着だった。
デビュー戦をダートで7着だったエーシンヴァーゴウだが、人気に応えられずの結果。すかさず芝へ連闘で勝利をものにした。
それ以降は、この1200芝を選んで使ってきている。今日もこの速さにはさすがについていくだけだったが、直線でキッチリとした伸び。前走と同じタイムで走っての勝利だが、最後は余裕でのもの。まだまだ縮まる可能性は大である。
あとは、デビュー当初が470キロの馬体。そこまで戻るかしてくればなおいいはず。でも、短い距離なら昇級しても古馬相手でも、十分な能力と思えるものだ・・。
日曜京都9R
あおぎりS
ダ1800m
勝ちタイム1.51.2
勝ち馬:ミラクルレジェンド(牝3、栗東・藤原英厩舎)
ユニコーンSを除外になった馬やコツコツと積み上げてきた馬の争いで、いずれもダート巧者揃いの一戦。スタートのタイミングが合わなかったのか、ソリタリーキングの出が良くない。速い流れで進む3コーナー過ぎだが、馬群の中にいるソリタリーキングよりも、その外にいるミラクルレジェンドの手応えの方が断然良かった。一転二転のゴール前を抜け出たのは、そのミラクルレジェンド。牝馬ながら、ダート戦で3連勝と見事な足取りである・・。
ややソリタリーキングの出が良くなかった。少しアオり気味のスタートとなり、馬群の後ろになった。パルラメンターレがスッと出て行き、最初のカーヴを廻って行った。2番手エイシンナナツボシ、3番手にブルーソックス。
2コーナーを廻って、前の2頭はけっこういい流れで飛ばしている感じだ。ソリタリーキングはと見ると、後ろから4頭目、内めを突いていて、その半馬身前にミラクルレジェンドが位置していた。
向こう正面では、3番手グループがけっこう進出。タマモアルプスにブルーソックス、メイショウツチヤマが前に追いつく勢いであった。その後ろにミッキーバラード。そして3コーナーへと入って行った。
先頭のパルラメンターレの半馬身差に、エイシンナナツボシが馬体を寄せていった。直後のタマモアルプスは手綱が動きっぱなしだ。
メイショウツチヤマとミッキーバラードは、いい感じの手応えで追走だ。ソリタリーキングは、内ラチ沿いを相変わらずのポジションで進んでいたが、少し鞍上が仕掛け気味であった。その前のミラクルレジェンドの方が行きっぷりは断然にいい感じだ。
4コーナーに入ってきた。パルラメンターレの外にエイシンナナツボシが完全に馬体を並べてきて、さらに前のグループの外へミッキーバラードが上がってきて4頭が横並びになった。しかし馬群は凝縮されてしまい、最後方までもうそんなに差はなかった。
直線に入ってくる時にチラッと外を見てミラクルレジェンドが外へ出してきた。ソリタリーキングはそのまま最内でのコーナーリングでカーヴを廻ってきた。前ではミッキーバラードの勢いが良く先頭に踊り出る勢いで、その後ろの馬群の中をナリタスプリングがこじ開けて出てようとしていた。
直線残り1ハロンを過ぎてミッキーバラードが先頭、その外へナリタスプリング、さらに外をメイショウツチヤマ。
また外にミラクルレジェンドが勢いを増してきた。直後にキラウエア、内にソリタリーキングが馬の間から脚を伸ばしてきたが、もう明らかにミラクルレジェンドの脚色が優勢なのが判った。
2着ナリタスプリング、ソリタリーキングはミッキーバラードに半馬身及ばずの4着であった。
前半1000メートルが1.01.1で、道中も12秒台のオンパレードで平均に流れた。
馬場コンディションを考えれば、そんなに速くもないものだろうが、差し馬に有利な流れになったのは間違いなかった。
随一の牝馬のミラクルレジェンド。ゴール前で岩田Jが小さくガッツポーズ、会心のレースだったのだろう。
ナリタスプリングも能力は出し切った感じ。ソリタリーキングがもっと弾けると思っていたのに、ほぼ同じ位置にいたミラクルレジェンドが4コーナーで外へ出していく程の動きだったのに対して、こちらはそんな感じでもなかった。
久々の実戦で動けなかったのか?目立たないがこの牝馬、なかなかの勝ちっぷりでありダート巧者だろう。
今回は馬体が大幅に減って420キロ。使い減りするようだけに、今後の動向は判らぬが、実に面白い馬の出現だ・・。
★次回狙える馬
土曜京都1R
3歳未勝利・牝
ダ1800m
ハッピーディレンマ(3着)(牝3、栗東・吉田厩舎)
(ポイント)
牝馬限定の未勝利戦だが、勝ったキョウワレジーナも初ダートをアッサリとクリアして勝ち上がったのだが、このハッピーディレンマも、4戦目の今回が初めてのダート戦。内々をそつなく廻って3着争いの接戦をクビ差しのいだもの。
でも、今までのレースぶりからは進境が著しく、次回に楽しみが持てる内容となった。ダート戦に活路を見出せそうな感じとなる本日の一戦であった・・。
土曜京都3R
3歳未勝利
ダ1800m
リリーストライカー(4着)(牡3、栗東・平田厩舎)
(ポイント)
近走は前々でレースをしていた馬が、今回は中団ぐらいの競馬となってしまった。ジワジワと行って、4コーナーでは好位の外めに追い上げてきていたが、直線で伸びあぐねた。やはり前々でスムーズな競馬が理想の馬なのだろう。前2戦はブリンカーを着用していたのが今回はしていないのも、結果的には影響があったのだろうか。
次回ブリンカー着用と来るならば、もう一度狙ってみてもいい馬だろう・・・。
土曜京都4R
3歳未勝利
芝2400m
トライアンフウィル(4着)(牡3、栗東・田所清厩舎)
(ポイント)
デビュー前のケイコで、ちょっとチェックした思いのある馬である。そして一度ダート戦で3着があった時に「片鱗はあるな」と再確認していたのだが、その後がいただけなかった。前回からブリンカーを着用して、今回はなお積極的な競馬。それでいて粘っているのだから、ブリンカーがかなり利いているものと思える。まだ人気的にそう追求されるとは思えず、美味しい配当があるかも知れない。次走にはおおいに興味を持って見たい。
日曜京都2R
3歳未勝利・牝
芝1600m
サンデーミューズ(3着)(牝3、栗東・池江寿厩舎)
(ポイント)
新潟戦でデビューの予定が、競走除外のアクシデント。仕切り直しの一戦となった今回だが、直前の坂路でもなかなかの動きをみせていた。レースの結果は逃げたテーオールネサンスが勝ち、2番手のミッドタウンレディが際どい2着の前が有利な流れ。そこで直線残り1ハロンからの伸びだけで3着に来ていた脚は見どころいっぱい。次走はおおいに期待できるものとなるはずだろう。
もっとも、この3歳未勝利戦は、あちこちに次回楽しみに出来る馬ばかり。4着デコルテが5ヵ月ぶりも内容良く、次回が待ち遠しくなるもの。そして5着マザーウェルは、4コーナーまでの手応えなら勝ち負けと思っていたのが、直線半ばで伸びきれず。しかしまたゴール前でにぎわしている内容。まだまだ見限れないものである・・。
日曜京都6R
3歳500万下
芝1200m
オクルス(2着)(牝3、栗東・松永康厩舎)
(ポイント)
エーシンヴァーゴウには5馬身差の2着ではあったが、そのスピードは魅力たっぷりなもの。1000メートル通過が55.9と、最近では一番速いラップで飛ばしたもの。5馬身差で負けた事よりも、3着馬にクビ差でも抜かせなかった粘りの方を取り上げたい。サクラバクシンオー産駒らしく、芝でもダートでも能力を発揮出来ているタイプだ。今回は負けた相手が悪かったものであり、これからも短い距離での活躍はおおいに期待できるものである。これから始まる夏のローカル競馬での追跡調査をしていきたい馬だ。
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