トレセンレポート【マーメイドS】コロンバスサークル

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重賞を連戦しているコロンバスサークル(牝4、美浦・小島太厩舎)が今週日曜阪神10レースのマーメイドステークスに出走を予定している。

前走、初めてのG1挑戦となるヴィクトリアマイルは11着という結果に終わったが、
「ブエナビスタのような一線級を相手にして、距離も1600メートルと短い中で0.6秒差ですから大健闘だったと思います」と、小島良太調教助手は笑顔でレースを振り返る。

ヴィクトリアマイル後も厩舎で調整を進めてきた。
「レース後1週間くらいは楽をさせましたけど、それから3週間はビシッとやってきています。先週も3頭併せで66秒台を出しましたし、今日(6/16・水)も500万クラスの馬を追いかけて並ぶ予定でしたけど、突き放しましたから。それだけ体調も良いんでしょう。硬いタイプの馬ですけど柔らかさもあって凄く良い状態です」と、小島助手も具合の良さを感じているようだ。

今回は阪神・芝2000メートルに舞台が替わる。
「阪神自体は気にしていませんが、2走前、福島に輸送したときに体が減っているので、その点ですね。レース前日に輸送する予定ですけど、今470キロくらいなので、輸送で10キロ減ったとしても460キロくらいで出られると思います」と、小島助手が語るようにコース替わりも問題はないようだ。

「G1の上位馬とはハンデ差をもらいますし、距離が延びるのも歓迎なのでヴィクトリアよりも差は詰まると思います。頭の高い馬なので馬場が悪くても大丈夫ですから、他の馬が苦にするようなら有利ですね。長い脚を使うタイプではないので、上手く壁を作ってこの馬の良さを活かせれば、と思います」と、小島助手の期待も高い。

中山牝馬ステークス、福島牝馬ステークス共に1番人気に推された素質馬が初の重賞タイトルを手に入れるか、注目したい。


コロンバスサークル
(牝4、美浦・小島厩舎)
父:ホワイトマズル
母:マンハッタンフィズ
母父:サンデーサイレンス
通算成績:16戦4勝