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【アメリカJCC】やる気満々モリアーナ!今回はテンションがカギに
2024/1/17(水)

中山で紫苑S勝ちがあるモリアーナ
アメリカJCC
モリアーナ
武藤善則調教師
——前走の秋華賞は5着でした。レース内容を振り返ってください。
武藤調教師(以下、武):紫苑ステークスを勝って京都へ輸送して臨みましたが、レース当日の仕上がりは良かったです。終いは脚を使いましたが、G1ではあり得ないくらいペースが遅かったことが響きました。直線が平坦で距離も短い京都内回り2000という舞台で、あのような展開になると厳しいですね。
——今回AJCCを選択された意図は。
武:休みを挟んで年明けからの始動を考えたときに中山金杯という選択肢もありましたが、出世レースのG2紫苑ステークスを勝っていますし、ハンデ戦のG3に向かうより別定戦のG2へと思って騎乗予定の横山典騎手にも確認したところ「良いのではないか」と即答してくれたこともあったので選びました。
——この中間の過ごし方を教えてください。
武:前走後はノーザンファーム天栄へ放牧に出して、レースの約1ヶ月前に帰厩しました。元々骨格がガッチリしていて見栄えのする馬体をしていましたが、今は更に凄みを増してまるでマイラーのような迫力のある体になっています。
ファンの皆さんにもパドックで見ていただければ、オッと思ってもらえると思います。帰厩後は馬が前向きでやる気がすごいので、テンションを上げ過ぎないように気を付けて調整しています。
——1/11(木)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。
武:これまで1週前は併せ馬でやっていましたが、今は馬のやる気が凄いのでヘンにスイッチを入れないように単走でやりました。ラップの刻み方も理想的でしたし、狙い通りテンションを上げ過ぎない追い切りが出来ました。肉体面は言うことなしです。
——今回はキャリア最長となる2200への挑戦です。舞台設定への見通しは。
武:初めての2200になりますが、横山典騎手はこの馬について3歳春の時点で「オークスに行っても面白いんじゃないか」と話していたくらいですし、これまで何度もAJCCを勝っている経験から上手くエスコート出来るという感触があるんだろうと思います。紫苑ステークスを勝っている実績からも、前走の京都内回り2000と比べて直線が長くて坂がある中山は向くでしょう。
ただ馬がやる気満々で前向きになっている状況での2200ですからね。ハイペースのなか、それなりのポジションで競馬をして唯一大敗してしまった阪神ジュベナイルのような競馬にはならないように、と願っています。
——レースへ向けて意気込みをお願いします。
武:これまで戦ってきた相手のその後の成績を見ても、リバティアイランドは別格としてもそれ以外の同世代のトップクラスと比べても遜色のない能力があると思っています。4歳になって更に充実してくる時期だと思いますし、年明け初戦は大事だと思っているのでしっかり走ってもらいたいですね。
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