[イチオシ新馬レポート]シュプリームギフト

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シュプリームギフト (牝2、栗東・池江郎厩舎)
青鹿毛、生産者:ノーザンファーム
ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
スーヴェニアギフト Souvenir Copy Mr. Prospector
Dancing Tribute
Alleged Gift Alleged
Excellent Gift


「ディープインパクトの仔がもうデビュー。月日が経つのは早いね。あの馬の現役時代は目先のことに夢中だったが、いまとなってすごさを実感しているよ。子供たちが走ったら、またいろんなことを思い出すだろうなぁ。種牡馬としても成功しそうな手応えは十分。余分な贅肉がつかず、みんな軽さを持っているからね。父譲りのバネも感じられる」

自身が送り出した最高傑作の産駒について、池江泰郎調教師はこう話す。
池江厩舎の2歳勢で、真っ先に栗東へやってきたのがシュプリームギフトである。ノーザンファーム空港でもバネの利いた走りが評判になり、3月17日には早々とトレセン近郊のグリーンウッド・トレーニングへ。父の産駒としては、東西のトレセンを通じて一番乗りとなる4月14日の入厩。それ以来、「ディープの初陣と初勝利をこの馬で」と、馬づくりのベテランも意欲を燃やしてきた。

5月12日にゲート試験をパス。先週までに8本のタイムをマークしてきた。常に余力を残しながらも、ラストの反応は上々。
「本当に賢く、理解力に優れているね。いざとなったらやる気を出し、ディープみたいに天高く尻っぱね。素軽さだけじゃなく、スピードに乗るとぐっと体が沈むあたりもよく似ている」

母スーヴェニアギフト(その父はミスタープロスペクター産駒のスーヴェニアコピー)はアメリカのGⅢウイナーとなり、GⅠのデルマーデビュータントSでも2着した強豪である。ドクターデヴィアスなども輩出したファミリー。完成度の高さだけでなく、底力にも富む。サンデーサラブレッドクラブの所属で、募集総額は2800万円だった。
6月20日(日)、阪神の芝1600mでデビュー予定。内田博幸騎手が手綱を取る。