【宝塚記念】1週前レポート/アーネストリー

トピックス

10年6月27日(日)に行われる宝塚記念(GI)に出走予定のアーネストリー(牡5、栗東・佐々木晶厩舎)が、17日栗東トレセンで1週前追い切りを行った。

管理する佐々木晶三調教師に話をうかがったところ、
「金鯱賞の時も強かったけど、爪の不安明けであのレースだからね。もちろんそれに比べると状態はウンとよくなってるから、さらにいい走りが期待できるんじゃないかな。前回からの上積みも相当大きいと思うよ。馬体に関しては、もうこのレベルになると大きな変動はなさそうだね。阪神という舞台も、レースでの適性うんぬんよりも、まずスタート地点のゲートのところで、馬を少しでもリラックスさせられる分プラスになるね。相手は世界レベルの馬だけど、その中でどれくらいやれるか、不安よりも楽しみの方が大きいね」
とGI初挑戦となる愛馬に大きな期待をのぞかせていた。

一方、主戦の佐藤哲三騎手
「抜群の反応でいい動きだったね。ここまでは、こっちの意図したとおりに動いてくれています。トビの大きい動きをするんですけど、推進力を、前だけでなく、うまく上の方にも分散して、最後に脚が使えるようにうまく乗ることを心掛けています。レースは先行して進めていくことになると思いますが、それでも終いも伸びる脚があるので、有力馬が差してくる脚以上に粘りを利かせて、先にゴールできる形にしていくことが理想だね。もちろん前走に比べて状態はよくなっていますから、あとは最終追いで仕上げるだけというところまできていますね」
と十分な感触を示していた。

宝塚記念における佐々木晶師×佐藤哲騎手のコンビは、タップダンスシチーで03年3着、04年優勝、インティライミで08年に11番人気3着と結果を出している。今回は阪神適性の高いグラスワンダー産駒だけにその期待はさらに高まりそうだ。


アーネストリー
(牡5、栗東・佐々木晶厩舎)
父:グラスワンダー
母:レットルダムール
母父:トニービン
通算成績:15戦7勝
重賞勝利:
10年金鯱賞(G2)
09年中日新聞杯(G3)