【宝塚記念】1週前レポート/ナムラクレセント

トピックス

10年6月27日(日)に行われる宝塚記念(GI)に出走予定のナムラクレセント(牡5、栗東・福島信厩舎)。

18日、オリジナルインタビューにも出演経験のある、担当の房野陽介調教助手に厩舎の洗い場でお話をうかがったところ、
「前走の金鯱賞については・・・まあ見てのとおり完全に馬が折り合いを欠いてしまいました。あれでは持てる力が発揮できませんでしたね。度外視してくれてかまいませんよ。
今回は乗り慣れた主戦に戻るので、あらためてこの馬の良さを生かすレースをしてあげる形にできればと考えています。
さすがに相手が強化される分、まったく人気がなくなりそうですけど、それだけに気楽な立場で大舞台に臨めるのはいいですね。阪神のような急坂のあるコースでは、最後の坂を上がるところでどうしても脚が鈍ってしまうんですけど、上がり切ったらまた一気に伸びる力はありますから。
調教については、GIだからといっていつもと違うことをやるつもりはありませんよ。いつもどおりやって実戦で気持ちよく走ることさえできれば力は出せるんですから」
と一発を漂わせるコメント。

前走凡走、大幅な相手強化で、今回は大きく人気を落とすことが予想されるが、折り合いがついた際のパフォーマンスは目を見張るものがあり、さらにペースも上がりそうなGI戦。まだまだ見限れない要素は大きい。


ナムラクレセント
(牡5、栗東・福島信厩舎)
父:ヤマニンセラフィム
母:サクラコミナ
母父:サクラシヨウリ
通算成績:20戦6勝