【フェブラリーS】実際に勝ったから分かる!名手アンカツが狙う確信軸馬と穴馬候補

アドマイヤドンでこのレースを完勝している安藤勝己さん

アドマイヤドンでこのレースを完勝している安藤勝己さん

昨年の有馬記念もズバリ!2023年のG1戦線もヒット連発の「アンカツ」こと安藤勝己さんが、フェブラリーステークス(G1、東京ダ1600m)を元ジョッキーの視点から鋭く予想します!

アンカツさんは2004年アドマイヤドン、07年サンライズバッカスでフェブラリーSを勝利。今週も実際に勝ったレースだから分かる信頼度バツグンの予想にご注目ください!

☆ポイント☆
  • 直近の臨戦過程

昨年に続いて連覇がかかるレモンポップ、ドバイWC馬ウシュバテソーロを始め、ダート路線の有力馬が来週のサウジCに遠征。フェブラリーSとは賞金差が凄いから仕方ないことやけど、この傾向は来年以降も続くやろな。

そうなるとフェブラリーSは必然的に2・3番手グループの争い。チャンピオンズC、東京大賞典と続けて2・3着やったウィルソンテソーロ、ドゥラエレーデに、デビューから1度も連対を外していない新興勢力の4歳馬オメガギネスがどこまでやれるか。

先に結論から言うと、フェブラリーSは中距離馬の方が有利。それは過去の傾向からも一目瞭然や。

▼フェブラリーS前走距離別成績
今回延長[4-3-3-61]複勝率14.1%
1600 [0-0-1-7]複勝率12.5%
今回短縮[6-7-6-60]複勝率24.1%
(※過去10年)

オレが2007年にサンライズバッカスでフェブラリーSを勝った時も、前走はダ1800m。アドマイヤドンにいたっては当時東京ダ2100mやったジャパンカップダートからのローテやからね?

フェブラリーSは1400mの根岸Sから参戦してくる馬もおるから意外と前が流れる。マイラーより中距離馬の方が乗りやすいで、直線の長い東京ダ1600mなら終いだけの競馬でも何とかなる。

ただ、今年の上位3頭やとウィルソンテソーロドゥラエレーデは、東京大賞典は9頭立てで道中の流れも遅かった。2頭とも前に行って粘った形やし、あまりペースが速くなると大井ダ2000mからの距離短縮で追走に苦労するかもしれん。

逆にオメガギネスの京都ダ1800mからの臨戦過程は理想的や。2着に負けた東海Sは口向きの悪さを見せて引っ掛かったし、2走前に好時計で圧勝しとる東京ダ1600mに替わるのは間違いなく歓迎やろ。

馬券的に面白そうなのが上位3頭以外の馬やね。今年はメンバーが手薄と見て芝からの転戦組が目立つで、そのうち何頭かはさっき話した距離短縮馬や。芝スタートの東京ダ1600mなら乗り方次第でダート経験の少なさを補える可能性があるで、人気的にも穴候補はコレと違うか?

昨年の有馬記念もズバリ!アンカツさんのフェブラリーS最終結論は【アンカツG1予想】で公開中です!

(元JRA騎手)