トレセンレポート【2歳新馬】国枝栄厩舎

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牝馬クラシック路線の主役アパパネを管理する国枝厩舎に、今年も期待のディープインパクト産駒をはじめとする楽しみな2歳馬が揃った。

まずはディープインパクト産駒、ヒラボクインパクト(牡2・母ドリームカムカム)から。
「ここまで取り立てて問題はなく、順調に来ています。気性がとても穏やかで、走りたがっているくらい前向きな手のかからない馬です。スッキリしたタイプの馬なので、稽古はバリバリやらなくてもいいですね。今週の調教では相手も走る馬で、ちょっと速いかな、と思いましたけど、スムーズで良かったです。レースでは輸送もあるので体を維持できれば、と思います」と、国枝調教師。

続いて同じくディープインパクト産駒のサイレントソニック(牝2・母ムーンライトガーデンズ)。
「420キロくらいで、牝馬だけに線が細いかな、という印象ですがカイバは食べています。牧場でも乗っていましたし、先週はトラック、今週は息を整えるために坂路で乗りましたけど、動きは良かったですよ。気持ちが前向き過ぎるくらいなので、流れる競馬の方が合うと思います」と国枝調教師。

タイガーヒル産駒のショウナンバーズ(牡2・母ショアー)の評価も高い。
「気持ちが前向き過ぎるところがありますが順調に来ています。ゲートも問題ありませんし、十分な仕上がりです。2歳の1800メートルなので、ゆっくりという指示になると思います」。


ディープインパクト産駒の印象に関して、国枝調教師は「手がかからない、走るのが好きというイメージですね」とコメント。 偉大な父を越えるニューヒーローの誕生に期待したい。