【3歳馬情報】東京であの二刀流のG1馬の妹がデビュー！

2月の東京、京都開催が始まり3週目。新馬戦は残り少なくなり、未勝利でデビューする馬も多くなっている。今週登場する注目の良血馬、評判馬を厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していこう。

◆2月15日

●新馬・東京ダート1400m

ハットメリリー(牝、フィエールマン×ハットラブ、美浦・菊沢厩舎)
母は5勝。おじコスモカレンドゥラ(ホープフルS4着)。｢遅生まれ(5月)ということもあり、稽古はソフトな内容。それでも楽な手応えで動けており、素質は秘めている。成長力が見込める血統で、パンとしてくれば楽しみな1頭｣と記者の話。1週前の追い切り(以降も時計は、主に1週前のもの)は、坂路54秒3－12秒9の時計が出ている。

イスラコラソン(牝、イスラボニータ×ハートシェイプト、美浦・大和田厩舎)
母はイギリス1000ギニー4着。2月9日東京ダート1400mの新馬戦を除外となり、当レースへ回る予定。1週前追い切りはウッド5F68秒6－12秒2だが、2週前の坂路では53秒4－12秒1と終いに上々の時計が出ている。

●未勝利(牝馬限定)・東京芝1800m

マリアイリダータ(牝、ドゥラメンテ×マルケッサ、美浦・田中博厩舎)
兄ドゥラエレーデ(現2勝、ホープフルS。※現役馬の成績は2月7日現在、以降同)、おじサトノダイヤモンド(有馬記念など)、おばリナーテ(重賞2着2回)。芝のレースを求め、未勝利戦でデビュー予定。追い切りはウッド5F68秒2－12秒1。なお翌日の芝1800m未勝利戦に出走の可能性もある。

◆2月16日

●新馬・東京ダート1600m

レッドエウロス(セ、ルヴァンスレーヴ×レッドパラス、美浦・田中博厩舎)
母は1勝。おじレッドソルダード(4勝)。2月9日の東京ダート1400mの新馬戦を除外となり、当レースか同日の京都ダート1800m戦に回る予定。追い切りはウッド5F67秒9－12秒1。

｢デビュー前に去勢を施されているように、気性的に難しいところがある。追い切りの動きは水準以上で、この時期の新馬戦なら勝ち負け可能なレベルにある｣と記者の話。鞍上は原騎手の予定。

ホウオウゴールド(牡、ディーマジェスティ×クニコチャン、美浦・栗田厩舎)
母は1勝。兄カネコメノボル(3勝)。2月9日東京ダート1400mの新馬戦を除外となり、当レースへ回る予定。追い切りはウッド6F82秒7－12秒1と、全体時計は上々だ。

ロジジェンス(牡、キズナ×インテリジェンス、美浦・古賀慎厩舎)
ダービー馬フサイチコンコルド、皐月賞馬アンライバルド、ヴィクトリーが出ているバレークイーンの一族。2月8日東京芝1800mの新馬戦を除外となり、当レースへ回る予定。1週前はウッド5F69秒1－12秒4だが、2月2日にはウッド6F82秒5－12秒3と水準をクリアする全体時計が出ている。

ロジアンドモルタル(牡、ブリックスアンドモルタル×ロジヒューズ、美浦・大竹厩舎)
母は3勝。2月9日東京ダート1400mの新馬戦を除外となり、当レースへ回る予定。1週前はウッド6F85秒2－12秒1だが、2週前はウッド6F82秒4－11秒7と上々の時計をマークしている。

●新馬・京都ダート1800m

サンライズアルズ(セ、マジェスティックウォリアー×オーパスクイーン、栗東・羽月厩舎)
母は3勝。兄サンライズホープ(みやこSなど)、おじサンライズベガ(小倉大賞典)。京都ダート1800mの新馬戦を除外となり、ここへ回る予定。

｢ダートの中距離馬らしいガッチリとした体型。年明けから乗り込みを開始し、徐々に体が絞れて動きに軽さが出てきた｣と記者の話。追い切りは、ポリトラックで6F80秒台前半の時計が出ている。

ショウナンサエッタ(牡、オルフェーヴル×ショウナンマオ、栗東・渡辺厩舎)
母は3勝。姉ショウナンナデシコ(かしわ記念など)。CW6F82秒3－11秒6と上々の時計が出ている。

●未勝利・小倉芝2000m

ジョイエッロ(牡、ドゥラメンテ×ノーブルカリナン、栗東・池江厩舎)
母は3勝。除外の可能性が高い新馬戦を嫌い、未勝利戦デビューを選択。 追い切りはCW6F82秒4－11秒4と、全体、終いともに速い時計が出ている。鞍上は荻野極騎手の予定。