【エプソムC】大変貌!開催時期変更で過去データは通用しない?「新生エプソムC」攻略法

新生エプソムCで初重賞Vを目指すコントラポスト

新生エプソムCで初重賞Vを目指すコントラポスト


2025年度の番組大改革により、従来の6月東京から開催3週目に移動。6月15日(日)に行われる宝塚記念の前哨戦として、NHKマイルC前日の土曜に行われるエプソムカップ(G3、東京芝1800m)

施行競馬場や距離、別定G3など条件はそのままとはいえ、レース開催が約1ヶ月前倒しは重要な変更項目。当然ながら過去のデータは参考程度にしかならないでしょう。

しかし、ご安心ください。幸いにも昨年同時期に東京芝1800mのオープン特別、メイステークスが施行。エプソムCの有力ステップレースとして24年3着シルトホルン(7人気)など多数の活躍馬を輩出しており、同レースの傾向から狙い馬を絞ることが可能です!

そのメイSで猛威を振るっていたのが、前走で1800mより短い距離を走っていた「距離延長馬」です。2022、24年の1~3着独占を始め直近5年の馬券対象馬15頭のうち、11頭を占めます。

▼メイS前走距離別成績(過去5年)
今回延長[4-3-4-20]複勝率35.5%

同距離 [1-2-0-14]複勝率17.6%

今回短縮[0-0-1-25]複勝率3.8%


【参考】▼エプソムC前走距離別成績(過去5年)
今回延長[1-1-2-25]複勝率13.8%

同距離 [1-2-3-18]複勝率25.0%

今回短縮[3-2-0-25]複勝率16.7%

上記の傾向から浮かび上がるのは、昨年までのエプソムCとはレース名が同じなだけで、中身は全く別物になっている可能性が極めて高いこと。開催終盤の荒れ馬場から一転、3週目の高速決着を想定してスピードで勝るマイル巧者が有利……という仮定が成り立ちます。

事実、23年メイS1着サクラトゥジュール(7人気)は、後に24年東京新聞杯、25年京都金杯など芝1600m重賞を2勝。24年1着プレサージュリフトも東京芝1600mのG3クイーンC1着、23年東京新聞杯3着などマイル重賞で好走実績がありました。

そして今年、上記で紹介した仮説に合致しそうなマイル巧者が、前走で中山芝1600mのG3ダービー卿CTで2着に入ったコントラポストです。4走前には今回と同舞台の東京芝1800m3勝クラスを勝っているのも強調材料で、まさに『新生エプソムC』向きのプロフィール。待望の重賞初制覇へチャンス到来です!