【クイーンS】現在2連勝中!「キング姐さん&レーゼドラマ」は本当に買えるのか?

2週連続で重賞を制覇しているR.キング騎手

2週連続で重賞を制覇しているR.キング騎手


突然ですが皆さん一昨年、昨年のクイーンステークス(G3、札幌芝1800m)勝ち馬はご存じですか?

正解は23年ドゥーラ、24年コガネノソラ。この2頭はどちらも「前走オークス(優駿牝馬)に使っていた3歳牝馬」になります。さらに調べていくと勝ち馬の2頭に共通点が浮上しました!

▼前走優駿牝馬組の成績
22~24年[2-0-0-3]勝率40%

この成績だけだと両極端すぎる結果だけに、「3歳牝馬だから……」という理由で狙う根拠としては乏しいかもしれません。しかし、勝った2頭には共通する鉄則がありました。

それはズバリ、「オークスで勝ち馬とのタイム差が1秒台」であること!

▼オークス勝ち馬とのタイム差
24年 1着 コガネノソラ(1秒2)
23年 1着 ドゥーラ(1秒0)
〃  8着 キタウイング(3秒1)
〃  9着 ライトクオンタム(4秒0)
22年10着 ウォーターナビレラ(2秒2)

3歳限定戦で勝ち馬から2秒以上も大きく離されてしまうと古馬戦線では能力的に厳しい戦いを強いられる反面、鉄則タイム以内にいる馬は世代トップとのレベル差が小さく、古馬と互角以上に戦える能力を秘めています。

今年のクイーンSで唯一の3歳牝馬となるのが、前走オークス16着以来の出走となるレーゼドラマ。さらに鞍上は2週続けて重賞連勝中と勢いに乗るR.キング騎手とあって、上位人気に支持されていますね。

そして気になるレーゼドラマのオークスにおける勝ち馬とのタイム差は"1秒6"。ドゥーラ、コガネノソラはどちらも1秒台前半に踏み止まっていただけに悩ましいところも、何とか基準値をクリアしてきました。

オークスでの悔しさをバネに、夏の札幌で古馬に挑む。データ上のわずかな不安を、鞍上の勢いと斤量差でねじ伏せ、改めて3歳牝馬の力を示せるか注目です!