"メイショウ"の冠名で知られる松本好雄氏が死去

多くの名馬を所有された松本好雄氏

多くの名馬を所有された松本好雄氏


訃報です。"メイショウ"の冠名でお馴染み、株式会社きしろ会長である松本好雄氏が病気のため亡くなったことが分かりました。87歳でした。

兵庫県明石市の出身。1974年にJRA馬主登録すると明石の"明"と松本の"松"から"明松(メイショウ)"を冠名とし、ダービー馬メイショウサムソン、宝塚記念を買ったメイショウドトウ、オークスなどを勝ったメイショウマンボ、そして今年の宝塚記念を勝ったメイショウタバルなど、これまでに数多くの名馬を所有。

これまで日高地方の生産馬を中心に所有するスタイルで多くの牧場関係者、そして厩舎関係者の敬愛も集め、2005年からは約7年半もの間、日本馬主協会連合会の会長を務めるなど、長きに渡って日本競馬に大きく貢献されてきました。

先月23日の中京3R・2歳未勝利では所有馬メイショウハッケイが1着となり、個人馬主として初のJRA通算2000勝を達成。記録達成を見届けるようにして天へ旅立つこととなりました。

座右の銘は"人がいて、馬がいて、そしてまた人がいる"。サラブレッドを愛し、多くのホースマンを育てた松本好雄会長のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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メイショウタバル
メイショウタバル