【阪神JF】人気馬に黄信号!?連勝続く「不変のデータ」をクリアした勝ち馬の資格有する2頭

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19年にレコードタイムで優勝したレシステンシア

19年にレコードタイムで優勝したレシステンシア


今年の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1、阪神芝1600m)は重賞勝ち馬が28年ぶりに不出走。

実績的には完全に横一線、混戦模様だけに「どの馬を買ったらいいか…」と悩んでいる方も多いハズ。そんなアナタへ、カンタンに勝ち馬を絞り込むことができる「近10年・不変のデータ」を紹介します。

注目したいのは「馬体重」です。こちらのデータをご覧ください。

▼馬体重別成績(過去10年)
419kg以下 [0-0-0-20]勝率0.0% 複勝率0.0%
420~439kg[0-4-2-35]勝率0.0% 複勝率14.6%
440~459kg[0-3-3-43]勝率0.0% 複勝率12.2%
460~479kg[6-2-4-33]勝率13.3% 複勝率26.7%
480~499kg[4-1-1-16]勝率18.2% 複勝率27.3%
500kg以上 [0-0-0- 1]勝率0.0% 複勝率0.0%

なんと阪神JFは過去10年すべてで「馬体重460キロ以上」の馬が勝利しています!

数字的には「460キロ以上、500キロ未満」が明らかにホットスポット。2歳牝馬としては平均サイズといえる440キロ前後の馬は出走数こそ多いものの、なかなか勝ち切れていません。

阪神JFは馬場整備の技術向上もあって、年々勝ち時計が高速化。19年は484キロで出走したレシステンシアが1.32.7秒のレコードで5馬身差圧勝すると、23年には468キロで出走したアスコリピチェーノがそのタイムを塗り替える1.32.6秒をマークして勝利しています。

一般的にスピードが必要なレース、例えば短距離戦ではクラスが上がるほど馬体重の大きな馬の成績が上がる傾向があります。

阪神JFも高速決着になるケースが増えているからこそ、馬体の大きい馬が活躍していると定義付けしていいでしょう。また同じ舞台で行われる桜花賞も馬体重460キロ以上の馬が2013年以降、13連勝中。これは無関係とはいえないはずです。

データ的にアツい「460キロ以上、500キロ未満」で勝利した10頭は前走時も同じ馬体重ゾーンで出走。また10頭すべてが「前走オープンor重賞」に出走していて、新馬・未勝利・条件戦に出ていた馬は1頭もいませんでした。

今年の出走馬で、この2つのデータをクリアしたのはスターアニスタイセイボーグ!過去の傾向と合致する「勝ち馬の資格」を有する2頭の走りに注目です!