【3歳馬情報】トライアルの悔しさはここで晴らす!

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今週のダービー。いよいよ現3歳世代の春のクライマックスを迎える。その裏では秋のG1に向け、注目の素質馬たちが自己条件に登場する。今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が素質馬を紹介していこう。

◆5月30日

●1勝クラス・東京芝1400m

グリオンヴール(牡、エピファネイア×イーデンキー、美浦・宮田厩舎)
昨夏の札幌の新馬戦は7馬身差の圧勝。半年ぶりの1勝クラスで少差3着に入り、一叩きされた前走は堅い一戦かと思われたが、8着と崩れている。

「前走は1・5倍の支持を受けたが、早々に手応えが怪しくなって後退。もともと喉の弱いところがあり、脆さが出てしまったか。牧場でも喉や状態の検査をしたが、問題は見られず最入厩。相変わらず動きは良く、距離短縮で見直せる」と記者の話。3着と好走した1400mに距離を戻し、巻き返しだ。

エルハーベン(牡、モーリス×ピュアチャプレット、栗東・藤岡厩舎)
新馬勝ち直後の若駒Sは10着と完敗。その後は間隔を開け、マイルに距離短縮した前走は2着と好走している。今回は更に距離短縮しての1400mだが、前走の東京マイルで1分32秒9の速い時計をマークするスピードがあり、1400mでもいけそうだ。鞍上は津村騎手の予定。

グロリアスマーチ(牡、モーリス×ヴィクトリーマーチ、栗東・須貝厩舎)
【1・2・4・2】と9戦中7戦が馬券圏内の安定感。前走は6着と珍しく崩れたが、2F10秒9-11秒1の高速上がりで先行有利の流れのなか、いつもより番手を下げたレースになった結果、不本意な競馬になってしまった。好走時同様に前で進められれば、すぐに巻き返せる。鞍上は戸崎騎手の予定。

●未勝利・東京芝2400m

ゴンファロニエーレ(牡、エピファネイア×タッチングスピーチ、美浦・田中博厩舎)
デビュー戦こそ10着大敗も、以降の2戦は3、4着と成績を上げている。「前走はスタート後に接触する不利。ゴチャついたことで気分良く走れず、消化不良の競馬に。母の産駒はスピードはもうひとつだが、スタミナは豊富。距離は延びるだけプラスに出るはず」と記者の話。2400mへの距離延長で、更なる前進を目指す。

ジングアップ(牡、コントレイル×ゼラスキャット、美浦・大竹厩舎)
前走は6着だが、メンバーは未勝利戦としては好メンバー。2、4、5、9、11着馬が勝ち上がっている。本馬は骨折で前走から間隔が開き4か月半ぶりの実戦だが、1週前の追い切りではウッド6F79秒2-11秒4の好タイムをマークしており、久々でも走れる状態にある。鞍上は佐々木騎手の予定。

●未勝利・東京芝2000m

アッシズオブローズ(牝、アドマイヤマーズ×ロサグラウカ、美浦・尾関厩舎)
芝の2戦をともに4着と好走。3戦目でダートを試すも12着と崩れ、前走は芝に戻した一戦。好位から脚を伸ばし、勝ち馬と0・1秒差の2着と初勝利に近づいた。

「調教の動き、反応が良くなっており、だいぶ機敏さが出てきた。ダートを試された2走前は大敗したが、前走を見てもやはり芝向き。未勝利クラスの突破は目前」と記者の話。いとこのラフターラインズはフローラSを勝ち、オークスにも出走。こちらも負けていられない。鞍上はレーン騎手の予定。

◆5月31日

●白百合S

オルフセン(牡、キズナ×スターズアラインド、美浦・斎藤誠厩舎)
2戦目の未勝利戦を強い競馬で勝利。続くホープフルSも大外枠の厳しい条件ながら、後方から脚を伸ばして6着は着順以上の好内容。

その後はアクシデントで弥生賞を回避し、迎えたプリンシパルSは1番人気に支持されるも9着。このあたりは、順調さを欠いた臨戦過程に、レース中の落鉄も響いたのかもしれない。一叩きして迎える今回、末脚を生かせる競馬になれば好勝負できる。

●未勝利・東京芝1600m

トランスマーレ(牝、エピファネイア×ランドオーバーシー、美浦・高柳瑞厩舎)
前走は、先に抜け出したオメガディコンをクビ差まで追い詰めての2着。3着には2馬身半の差をつけており、勝ちに等しい一戦だった。東京マイルは2走前以外に崩れておらず、再度同じコースの今回で初勝利を掴みたい。鞍上は横山武騎手の予定。

●未勝利・京都芝1600m

トラッドロア(牝、Yaupon× Folklore、栗東・高野厩舎)
母は北米G1を2勝。兄ミスティックロア(4勝)、おいコントレイル(牡馬3冠など)。昨年10月の京都でデビュー予定も、脚部不安で放牧。その後は脚元の状態を見ながら調整が進められ、いよいよデビューを迎える。1週前は坂路で55秒0-12秒5の時計をマークしている。鞍上は斎藤新騎手の予定。

ビシェノ(牝、キズナ×ミスティックジャーニー、栗東・安田翔厩舎)
デビューから3戦し、8、6、5着と少しずつ着順は上昇。前走は最後に失速したが、少し距離が長かったようだ。今回は前走の2000mから1600mに距離短縮。これで粘りが増せば、初の馬券圏内も可能だ。鞍上は鮫島駿騎手の予定。

◎2歳新規入厩

フォコンノワール(牡、キタサンブラック×カンビーナ、栗東・友道厩舎)
兄ファルコニア(京成杯AH)、トーセンカンビーナ(阪神大賞典2着)、トーセンリョウ(エプソムC3着)

※現役馬の成績は、5月22日現在