トレセンレポート【アイビスSD】ウエスタンビーナス

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14日、日曜新潟11R・アイビスサマーダッシュの追い切りが美浦トレセンで行われ、ウエスタンビーナス(牝7、美浦・鈴木康厩舎)が坂路800m54.2の時計をマークした。

「今日は坂路で2本やりましたが、1本目で予想以上に速いタイムが出て、その分2本目をセーブするようにしたので、ちょうど良い感じになったと思います」と同馬を管理する鈴木康弘調教師は笑顔を見せる。

前走バーデンバーデンカップは積極的なレース運びで、08年4月春雷ステークス以来となる勝利をあげた。
「前走は馬の状態も良かったですし、ハンデ52キロも大きかったと思います。函館スプリントも考えて登録はしていましたが、間隔が中一週になりますから、オーナーの了解をいただいてこちらに向かうことにしました。この馬は牝馬特有というのか、夏に強くて飼い葉もよく食べてくれますし、本当に丈夫で調整がしやすいです」。

アイビスサマーダッシュは昨年も出走し4着だった。今年は更に上を狙う。
「今回は1000メートル戦ですし、前回同様ブリンカーは着けるつもりです。今週は開幕週ですが、新潟は春も使われていますから、馬場に傷みがあるかもしれないのでその点は気になります。あと、右にモタれる面があるので、出来れば外枠が欲しいですね。状態も良いですし、前走勝った勢いに乗って、ぜひ結果を出したいです」。
夏に強い7歳牝馬の勢いに注目だ。


ウエスタンビーナス
(牝7、美浦・鈴木厩舎)
父:ボストンハーバー
母:ウエスタンシャープ
母父:サンデーサイレンス
通算成績:43戦5勝