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【JDD】船橋のマグニフィカがJRA勢を完封、3歳ダート界の頂点に
2010/7/15(木)
10年7月14日(水)、大井競馬場で行われた交流重賞・第12回 ジャパンダートダービー(JpnⅠ)(3歳、1着賞金:5,000万円、ダート2,000m)は、戸崎圭太騎手騎乗の6番人気・マグニフィカ(牡3、船橋・川島正厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:05.2(重)。2着には3/4馬身差で3番人気・コスモファントム(牡3、栗東・宮厩舎)、3着にはバトードール(牡3、栗東・池江寿厩舎)がそれぞれ入った。
1番人気に推されたバーディバーディ(牡3、栗東・池江郎厩舎)は6着、岩手ダービーを圧勝して臨んだロックハンドスターは9着に終わった。
レースは外目からジワっと、マグニフィカが先手をとると、バトードール、バーディーバーディも差がなく続く。向こう正面でも息を入れるように、ユッタリとしたペースでマグニフィカが逃げると、バーディーバーディは最終コーナー付近では2番手で早目の競馬も、4コーナー付近では手応えで見劣る。
直線に入って、マグニフィカがリードをとったまま進出すると、好位からコスモファントムらが一斉に追い上げるも、そのままマグニフィカが逃げ切った。
勝ったマグニフィカは、昨年の6月にデビュー勝ち。新馬戦から4連勝の破竹の快進撃をみせたが、2歳重賞結果を残す事ができず、今年の東京湾カップ(SⅢ)で復活の勝利を挙げると、前走の東京ダービー(SⅠ)では3着に好走していた。
同馬は半兄に同じ川島正行厩舎で、平和賞3着など南関東で10勝を挙げたステルステクニックがいる血統。馬主は吉田照哉氏(社台地方競馬オーナーズクラブ)、生産者は千歳の社台ファーム。
騎乗していた戸崎圭太騎手は、01年(メイショウアーム)、07年(アンパサンド)と、これまでに2度の2着があったが、本レースは初勝利。 今年は、東京ダービー(SⅠ)、帝王賞(JpnⅠ)と大井の2000mで行われるビッグレースを立て続けに制覇。 管理する川島正行調教師は、07年のフリオーソ以来、本レース2度目の勝利。
関係者のコメントは以下の通り。
1着 マグニフィカ
【戸崎圭太騎手のコメント】
「デビューから乗っていた馬で、この馬の素質を信じていました。デキは抜群に良いと川島調教師から聞かされていましたがその通りでした。今年になって、腰がパンとしてきた事が、良くなった理由だと思います。
自分のリズムを崩さずに行けて、外から他の馬が来たらハミをしっかりと取ってくれました。後ろの馬の脚音は聞こえていたので最後まで必死に追いました。今日は勝てて本当に嬉しいです。戸崎ともどもマグニフィカをこれからも応援してください。」
【川島正行調教師のコメント】
「こんなに上手くいくとは。デキも良かったし、圭太くんにはフリオーソの再来だよと話していました。今日はバーディバーディがこないようならば、逃げてもいいと指示を出していました。
今日は沢山の方に大井競馬場まで来ていただき、ありがとうございました。また強い馬を作って大井に連れてきたいと思います。次はオーナーと相談して決めたいと思います。」
2着 コスモファントム
【内田博幸騎手のコメント】
「前回は日本ダービーで、ダートは久々でしたから、ここを使って次もダートならまた違うと思います。」
6着 バーディバーディ
【松岡正海騎手のコメント】
「緩いペースだったし、思っていた通りのレースが出来ました。このところ、歩いている時も頭を下げていてたし、疲れがあるのかもしれません。」
マグニフィカ
(牡3、船橋・川島正厩舎)
父:ゼンノロブロイ
母:フサイチエレガンス
母父:Rahy
地方通算:9戦6勝
※こちらに掲載されている情報、結果、全成績・払戻金は、
主催者・南関東4競馬場発表のものと必ずご確認・ご照合ください。

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