【マーキュリーC】カネヒキリが復活の圧勝

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10年7月19日(祝・月)、盛岡競馬場で行われた交流重賞・マーキュリーC(JpnⅢ)(3歳上、1着賞金:2300万円、ダート2000m)は、スタート直後からマコトスパルビエロが気合をつけてハナを主張すると、カネヒキリもピッタリと2番手をマーク。

離れた3~4番手に、ロールオブザダイス、マチカネニホンバレ、その後方にブルーラッドらが追走。最終コーナーに差し掛かる頃には、馬群が縮まり、マコトスパルビエロがジリジリと後退してゆくと、カネヒキリは悠々と直線進出。
直線、1番人気に支持されたカネヒキリ(牡8、栗東・角居厩舎)が後続をグングン引き離し、復活の勝利を挙げた。

2着には5番人気・ブルーラッド(牡4、川崎・足立勝厩舎)が地方馬最先着、3着には4番人気・ロールオブザダイス(牡5、栗東・角居厩舎)がそれぞれ入っている。 なお、昨年の本レースの勝ち馬・マコトスパルビエロは5着、マチカネニホンバレは8着に終わっている。

勝ったカネヒキリは04年にデビュー。これまでに7つのGⅠ(JpnⅠ)のタイトルを獲得してきたが、06年、07年と2度の屈腱炎。 09年のかしわ記念の際に骨折と、再三のアクシデントに見舞われるも、前走の帝王賞では、1年2ヶ月ぶりのレースながら2着に好走。今回は昨年の川崎記念以来、約1年半ぶりの勝ち星となった。

同馬は近親に今年の東京JS(JGⅢ)を制したギルティストライクがいる血統。馬主は金子真人ホールディングス(株)、生産者は早来のノーザンファーム。馬名の意味由来は「雷の精(ハワイ語)」。
騎乗していた横山典弘騎手、管理する角居勝彦調教師共に本レースは初勝利。


カネヒキリ
(牡8、栗東・角居厩舎)
父:フジキセキ
母:ライフアウトゼア
母父:Deputy Minister
通算成績:22戦12勝
GⅠ勝利:
09年川崎記念(G1)
08年東京大賞典(G1)
08年ジャパンカップダート(G1)
06年フェブラリーS(G1)
05年ジャパンカップダート(G1)
05年ダービーグランプリ(G1)
05年ジャパンダートD(G1)

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