平林2、3歳観戦記(7/17.18)

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トピックス

土曜小倉4R
2歳新馬
芝1200m
勝ちタイム1.08.9

勝ち馬
メモリアルイヤー(牝2、栗東・野元厩舎)

除外馬が9頭も出た九州産限定の新馬戦。圧倒的な1番人気支持のメモリアルイヤーが大差と、新馬戦ではあまりない差をつけてのデビュー勝ちを収めた。集中豪雨からやっと日差しも戻った小倉競馬。少し前には芝も良馬場発表となった。この小倉で一番最初に勝ち名乗りをあげたメモリアルイヤーは、最後は手綱を抑えての勝ちっぷり。一般新馬に混じってもと思わせるものであり、先々も楽しみな馬となりそうだ。

18頭ものフルゲート。大外からテイエムオイチが好スタート。しかし内からメモリアルイヤーもダッシュを利かせて出ていく。まだゲートを出てそんなに時間が経っていないのに、後続との差が開く。
少し離れた3番手にレリア、外からキリシマガール。中からテイエムオジャンセ、内からコウエイライトらが続いた。しかし前は2頭が飛ばして3コーナーへと入り、2番手グループにけっこうな差をつけて、2頭が並び気味に行った。3番手も、外にキリシマガール、内レリアとこれまた2頭が並んだ。

先頭のメモリアルイヤーがやや外へ膨れ気味な感じで4コーナーへと入って行った。直線ではもう独壇場、やや馬場の外めながら伸びて、後続との差がなお開いていった。結局、2着馬につけたのが2秒という大差。
その2着には、脚の上がり気味のテイエムオイチを交わしてコウエイライトとテイエムオジャンセが伸びてきたが、テイエムオジャンセの伸びが鋭く2着を確保した。

前半3ハロンが33.3と、そんなに速いラップでは行っていない。それでいて後続との差がけっこう開いていた道中。メモリアルイヤーには十分に息が入っていた様子。
やや外へもたれ気味な感じで、直線でも馬場の7分目ぐらいのところをただ1頭だけがグングン伸びている感じであった。
タイム1.08.9はやや平凡も、他は相手にならなかったこのレースだっただけに、もっと短縮されるのは確か。
次走8月28日のひまわり賞(九州産限定オープン特別)も確勝ものであろう。


土曜小倉5R
2歳新馬
芝1200m
勝ちタイム1.07.9

勝ち馬
ブラウンワイルド(牡2、栗東・坂口則厩舎)

九州産新馬戦を除外となった馬が6頭もまわってきて、14頭立てとなった一般新馬戦。6馬身差でレコードのおまけまでついて勝ち上がったのは、ブラウンワイルド。毎年新馬戦で好成績を残す坂口則厩舎。4コーナーを4番手でまわったが、そこからバテた先行2頭を抜いてからの後は独壇場であった。ステッキを使う必要もなく、ただ手綱を押しているだけの楽勝のゴールでもあった。


1番人気のキミニアエタキセキが今ひとつゲートの出が良くなかった様子。外からカノヤキャプテンが好スタート。すぐにブラウンワイルド、そして内からテイエムキューバが出てくる。少し行って内から先頭に立ったのが、テイエムキューバ。2番手カノヤキャプテン、外がブラウンワイルドとなった。

3コーナーのカーヴに差しかかる時には、内めの4番手にキミニアエタキセキが追いついて、前の4頭が先行集団を形成。やっと後続からフレイムヘイローが5番手の先頭に取り付いた時は、4コーナーがもうすぐそこまでのところだ。
勝負は前の4頭の争いと、はっきり判る勢いである。その中でもキミニアエタキセキが実にいい手応えとなって直線を待っている感じだ。

そして直線に入ってきたのだが、先行するテイエムキューバとカノヤキャプテンの直後に、先にブラウンワイルドが脚をのばして交わし気味に出て行った。内から外へと出してくるキミニアエタキセキは、ややワンテンポ遅れ気味の仕掛けとなってしまう。とは言え、そこから勝ち馬はますます伸びてレコード勝ちを収め、結局は6馬身もの差をつけていた。

勝ったブラウンワイルドは、直前は小倉での本場場追い。そんなに速いタイムを出していた訳でもない。栗東時も坂路で55秒台と、そんなに目立つ時計を出してはいない。
いわゆる実戦タイプなのかも知れないが、1分8秒を切っての勝ち時計はいくら開幕週とはいえ悪いものではない。
それも、直線ではステッキを使った感じは見受けなかったし、追っていたわけでもないからこれは楽しみ。8月14日のフェニックス賞が大いにに楽しみとなるものだ。


日曜小倉1R
2歳未勝利
芝1200m
勝ちタイム1.09.3

勝ち馬
セキサンキセキ(牝2、栗東・坂口則厩舎)

デビュー戦は好位から伸びきれずに終わったセキサンキセキだが、この相手関係では力が違うとばかりに、直線残り1ハロンからの伸び鋭く、先行した2頭を楽々と交わして抜け出してのゴール。小倉滞在しての調整もよかったのか、2戦めでキッチリと勝ち上がった。

コスモトレインの競走除外で9頭立てとなった2歳未勝利戦。スタートは出たのだが、その後の1完歩めでナンゴクチョウチョが躓いてしまった。その隣りのセキサンノキセキもダッシュはあまり良くない。外のコウエイキング、中のユメハナが、悪くないゲートで前へ出た。しかし、最内からキャンベルが押して押して前と出て行った。
外のコウエイキングが行き脚もついて先頭であるが、内からキャンベルが出てきて、3コーナー手前で先手を取って前に出て行った。コウエイキング2番手。3番手が内にシゲルソウダンヤク、外がユメハナだがすぐ後ろのセキサンキセキが馬の中を上がってきている。その後ろにナンゴクチョウチョも顔を伺わせて来ている。
4コーナー手前では、3番手の内に上がって来ているセキサンキセキの手応えがかなり目立つ。前の2頭だが、2番手外のコウエイキングがやや外へもたれ加減な感じだ。そして直線へ入って来た。

直線では、完全にセキサンキセキの脚色が目立っていい。グイグイと伸びて快勝。2着には粘ったコウエイキング。ゴール前でアサヒチェリーが猛追して迫ったがクビ差届かずの3着。4着キャンベルまでクビ・クビの際どい差であった。
セキサンキセキも早めに小倉へ滞在しての調整。しっかりと追い切って、なお10キロ増の馬体増と、初戦から上積みが大きかった様子。

コウエイキングも初戦は馬っ気があったが、2戦目はそれも感ぜず。ただ追ってからがまだ甘さがある。
いい脚を使ったアサヒチェリー、スタート直後に躓いてしまったナンゴクチョウチョは、3コーナー手前で上がって行く時に、やや前が詰まり気味でスムーズなレースになってない感じ。次走はもっと走れるはずだ。


日曜小倉4R
2歳新馬
芝1200m
勝ちタイム1.08.5

勝ち馬
テイエムターゲット(牡2、栗東・小島貞厩舎)

新潟の牝馬限定の新馬戦をエントリーしたのだが、除外の憂き目となり、こちら小倉戦へとまわってきたテイエムターゲット。しかしその速さはなかなかで、前半3ハロンを32.4のスピードを見せての、逃げ切り劇を見せた。4コーナー手前ではやや外へもたれ気味であったが、何とか収めての勝利。スピードタップリなところを見せてデビュー戦を飾り、鞍上の100勝目に華を添えた。

スタートは外枠の2頭が良かったが、一番外のエーティーガンダムが、外に何もいないせいもあるのか、逃げ気味。やや馬体を立て直す感じがあった。最内のテイエムターゲットのゲートは決して速いものでなく、一番遅いぐらいの出。しかしそこからがスッと行って、2、3完歩めではもう先頭に立っていた。
2番手にフェアギャンブラーが上がり、3番手に外の2頭、ハピシンとエーティーガンダムが続いた。前は4、5頭がいるが、けっこう縦に長い隊列となっていく。先頭のテイエムターゲットは楽な感じでの先行だ。

3コーナー過ぎあたりでは、5番手の内めの絶好な位置にラベンダーカラーがいる。前は2頭が並び気味に進んで、4コーナーへと向かった。内のテイエムターゲットがやや外へもたれ加減でいるが、大事には至らず。外にハピシンが並んだ格好で直線へと入ってきた。
直線残り1ハロン手前あたりからテイエムターゲットは追い出して行き、後続を寄せ付けずにゴールとなった。

2番手ハピシンを交わして、エーティーガンダムがクビ差伸びて2着となった。ラベンダーカラーが伸びあぐねて5着。1番人気ベッラミーアは前半付いて行けずブービーの道中、終いだけいい脚を使って来ての7着だが、凄い切れ味は見せていた。
テイエムターゲットがマークした前半3ハロン32.4は、開幕週の1200芝戦が7鞍あったうちでの一番速い通過ラップだ。終い36.1は、前半行っていての上がりの数字だけに仕方ないもの。それでも後続に2馬身半の差であるから、新馬戦では抜けていた速さである。次走がどこへ向かうのか判らないが、このスピードは楽しみでもある。


★次回狙える馬(3歳未勝利戦より)

土曜小倉3R
3歳未勝利
芝1700m

ブラウンビリオン(3着)(牡3、栗東・田島良厩舎)
(ポイント)
レースを造ったのが、この高倉Jのブラウンビリオン。けっこうゆったりとした流れで行けていた。後続も当然いい感じでついて行き、3コーナー過ぎから2番手サクシードに早めに来られて4コーナー手前で先に出られて、逆にこちらが2番手となった。後は先行馬の宿命かと思える手応えだった。
そのサクシードも、結局は外からベリーフに差されてしまうのだが、驚いたのが内ラチ沿いをもう一度伸びてきてたこのブラウンビリオンであった。さすがに2着サクシードを差すまでの盛り返す脚ではなかったが、悪くない差し返す芸当。おやっと思えた競馬内容であった。

土曜小倉7R
3歳未勝利
芝2000m

スターダムオーラ(1着)(牡3、栗東・長浜厩舎)
(ポイント)
逃げたシェラネヴァダを1馬身差しての勝ち上がりであったし、競馬内容が行った行ったの典型的な前々レースだったが、特筆すべきはその馬体の良さであろう。今回は10キロ減っていたが、まだ526キロ。でもその豪快な馬体は目に付くものである。
勝った浜中Jが、2着シェラネヴァダにずっと乗っていたジョッキーだが、今回はこのスターダムオーラに乗ってきて負かす。こんなジョッキー冥利なことはないものだろう。消耗もそんなにしてない一戦であろうし、次回もこの小倉シリーズに使ってくるのなら注目しておきたいものである。

日曜小倉5R
3歳未勝利・牝
芝1800m

コウユーユメダンス(2着)(牝3、栗東・領家厩舎)
(ポイント)
牝馬限定戦のこのレース。勝ったコンカランは、3コーナーから外を一気にまくって出て4コーナー先頭。後続を封じ込めて1番人気に応えたものだが、気の毒だったのがこのコウユーユメダンス。道中内々の経済コースを進み、4コーナー手前も絶好位置であった。ただその時に、外から一気に勝ち馬は仕掛けて先頭、自分の前にいた馬たちはもう脚色がないものの、蓋をしたままの状態。直線で外へ進路を取り出てきた時には、既に相手はフィニッシュにかかっている状況。
もっとも、勝ち馬は流し気味のゴールで4馬身差、相手も凄いし、上に行ってもと思える馬。未勝利に残ったが、コウユーユメダンスも同じ2着でもこんなには差は開かなかったのではと思えるし、今度はもっとやれると睨んでいる。