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-朝日CC&セントウルS-平林雅芳の目
2010/9/15(水)
土曜阪神10R
朝日チャレンジカップ(GⅢ)
ダ1400m
勝ちタイム1.59.2
勝ち馬:キャプテントゥーレ(牡5 栗東・森厩舎)
スタートから行く気で出ていったキャプテントゥーレ。小牧Jの読みどおりの展開となったのか、プロヴィナージュは2番手まで。そのままで直線に向かうと、後は独壇場でスイスイと逃げ切った。このレースを挟んで小牧Jは4連勝と乗りにのった騎乗。こう乗るんだと後輩達に教えている感じの開幕週らしいレースぶりであった。
パドックから返し馬と見てやっぱり3頭。それもキャンターの硬さから、プロヴィナージュが1番良くないなという印象を受けた。アドマイヤメジャーは、いま本当に出来がいいなと感じた。
そしてゲートオープン。スッと小牧Jがキャプテントゥーレを前に出す。というより元々行く馬、それをすんなり行かさせただけと彼は言いそうだ。
プロヴィナージュもその先を行く気はなさそう。
出ムチをくれたドリームフライトも行き脚が違い過ぎて前へと出れない。アドマイヤメジャーはと見定めると後ろめ。でも前走もこんなだったなと、1周目のゴール板を過ぎていく馬群を見ながら、その時には何とも思ってもいなかった。
1コーナーを回り少し離し気味となった2コーナー過ぎ、そして向こう正面、3コーナーと去って行き、前が非常に楽に行っているのが歴然となる。むしろ2番手のプロヴィナージュとの間にドリームフライトが割って入って前を追うが、むしろ離れていく感じだ。その頃にはアドマイヤメジャーも外を追い上げてきてはいるが、グーンといった感じではなく、目に見えて前との差が詰まる感じでない。
4コーナーを回る時にはだいぶ差は縮まったが、むしろキャプテントゥーレの小牧Jは脚を貯めていたところだろう。
そして直線に入ってきた。残り200mのハロン棒の少し手前から、やおら追い出した小牧J。キャプテントゥーレはもう一度加速した感じだ。
2着は最内を付いてもう一度盛り返してきたプロヴィナージュが伸びて確保の脚色だ。外アドマイヤメジャーも伸びてきてはいるが、前を交わす程の勢いではない。
前半1000メートルを1.01.2のスローな流れにした小牧Jの乗り方である。その後に少しペースアップしているが、究極は上がり3ハロンである。11.6~11.1~12.1。最後の1ハロン、ゴール寸前はもう流し気味であったからこの数字であるが、縮まる数字だったはず。
この流れでは、後ろの馬は相当な上がりを使わねば届かない。アドマイヤメジャーがメンバー中で1番の上がり脚の34.3を使ってはいるが、外々を回る競馬内容でもあり、前の2頭に届かない。プロヴィナージュに半馬身までが精一杯だった。タイムも1.59.2とやや平凡であるが、一人旅であり、上がり勝負であるから、当然のタイムであろう。
馬に逆らわずに行かせただけと、小牧Jが言いそうな感じである。皐月賞を逃げ切ったGⅠ馬である。当然といえば当然の結果であろう。そしてアドマイヤメジャーは、まだ自分から動けない点の弱さをつかれた感じだ。もっと流れる、むしろGⅠ競走の方が生きるのかも知れない。
そして今日の他の馬には失礼ながら、上位3頭以外は正直目に入らなかった。
3連複240円の低配当、3頭立ての意識と大勢のお客さんも思っていたとおりの結果となった。
これでは馬券も売れまい。そして競馬は常に流れているのであり、展開がもっとも大きなファクターであるとまた渇を入れられました・・・。ハイ。
日曜阪神10R
セントウルS(GⅡ)
芝1200m
勝ちタイム1.08.0
勝ち馬:ダッシャーゴーゴー(牡3 栗東・安田厩舎)
3歳馬だ!たった1頭の挑戦となった3歳馬ダッシャーゴーゴーが、前走の鬱憤を晴らすように早めに出て直線1ハロン過ぎから先頭に立ち、香港からの使者グリーンバーディーをクビ差しのいだ。でも完封勝利に近い勝ち方であった。見事、重賞初制覇を成し遂げた。
1番人気となったスカイノダン。若き国分恭Jの進境は如何に?と思ってパドックで馬と人を眺めていた。馬は悪くはなく、気負いが少し見られる程度。いつもこんなだといえばこんなかも。屋根は落ちついて堂々としている。
そして注目の外国馬グリーンバーディー。毎年見かける外国馬のマッチョで筋肉隆々の、まさしく短距離馬モードの馬体が、パドックの中を大きく闊歩しているものだが、今回の馬は意識してみなければ、日本の馬と間違うばかりのスリムな馬体だ。
そして特有である脚のバンテージが何もなく、スッキリしている。最初は二人引きだったが、いつのまにか赤いシャツの厩務員らしき人物だけが、一人で引いていた。雰囲気はいい、鞍上の腕も朝からのレースでだいたいの技量は判った。やっぱりここは本気だ、勝負なんだと思えてきた。そして返し馬も見てもやっぱり悪くない、というか柔らかいフォームで走るいい馬である。1番枠も何ら問題なさそうだな・・・というのが戦前の思いだ。
やっぱりケイティラブが1番速い。ゲートが開いた瞬間にもう前に出ている形だ。当然スッと先手を取っていく。ヘッドライナーが外から来ているが、それ程前に出て行かない。そんな流れを思ったのか、それからがいつものケイテイラブらしくなく、そんなに前へ前へと出て行かない。他の馬たちも、それに連れてそんなに前には出て来ない。思ったよりも離れず、流れはゆったりな様子だ。前半の3ハロンが33.8は、開幕週のこの重賞メンバーでは遅いぐらい。
4コーナーにかかる時は、後続馬がすぐ後ろまで迫って来ている。4頭ぐらいが横並びだ。注目であるグリーンバーディーだが、最初は好位にいたのだが、前にまえにと他馬が入ってくる格好で、当初より位置が下がてしまい中団かやや後ろめでの追走となる。メリッサの直後だ。そのメリッサもいい位置つけ、いい手応えでの前半だったが、いつのまにか前にけっこう馬がいる位置になっている。
直線へと各馬が入ってきた。前は1番内にケイティラブ、すぐに横ヘッドライナー、そしてスカイノダンと並び、その外へダッシャーゴーゴーと、ほとんど横一線だ。後ろにも6頭ぐらいが横並びで、またその後ろの列にメリッサ。その斜め後ろにグリーンバーディーがと、ほとんど団子状態である。
先頭では、まだケイティラブが最内で粘りに粘っている。外のスカイノダンは伸びない。むしろその外のダッシャーゴーゴーがスルスルと前へ出てきた。
メリッサが中から少し外へ出し気味に出てくる。ダッシャーゴーゴーがいなくなったスペースのところへと上がってくる。
その隙間がスッと開いた瞬間に、グリーンバーディーがそこへ突っ込んで来てメリッサの内へ馬体が瞬時に並んだ。そしてなお前にいるダッシャーゴーゴーに迫って行く。
セーフティーリードかと思えたダッシャーゴーゴーの抜け出しのタイミングであり、リードであったのに、差がアッという間になくなった。しかしゴールがもうそこに近づいていた。グリーンバーディーの追撃も、クビ差までが精一杯だった。
勝負は4コーナーのところであろうか。ケイティラブに並びかける様に、4頭ほどが並ぶ位置取り。その直後の中にダッシャーゴーゴーが待ち構えていた。
実にスムーズな流れであり、どの馬にもまだ余力が残っている時であるが、手応え良く待っていたダッシャーゴーゴー。そして直線へ入って来て、前に壁がなくなるや、スッと反応して瞬時に出て行き、先頭へと踊り出た。やや速めに先頭に立ったきらいはあるかも知れないが、逆にその先んじたのが良かったのかも知れない。
勝ち時計1.08.0は決して速い決着ではない。4着ヘッドライナーから10着ショウナンカザンまでが、ほとんど同じタイムで7頭ばかりがひしめき合っていた。
しかし、前の3頭には完全に水を開けられた後続馬。
スカイノダンは外枠で貯めが利かずになし崩しに脚を使ったのだろうか。でもこの経験を生かして次で頑張ればいい。そして外国馬グリーンバーディー。やっぱり負けてなお強い馬と思える。切れる、長い間に脚が使える。いつもながら外国馬の短距離のレベルの高さを思う、毎年、迷う事なく買わねばなるまい、と思うの今年も一緒である・・・・。
終わってみれば3歳馬の快挙。あれほどあちこちのレースで3歳馬を薦めていながら、肝心の今回はコロっと忘れていた。それも前走4コーナーで致命的な不利を受けていたのに。こうやって競馬はもろいところから漏れる水の如く逃げて行ってしまう・・本当にまた反省ばかりでした。
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