ニシノブルームーンが屈腱炎で競走馬登録抹消

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今年のローレル競馬場賞 中山牝馬ステークス(GIII)を制したニシノブルームーン(牝6、美浦・鈴木伸厩舎)は、屈腱炎を発症し、10月23日(土)付で競走馬登録を抹消した事が発表された。同馬は茨城県稲敷郡阿見町の西山牧場阿見分場にて繁殖馬となる予定。

ニシノブルームーンは07年8月にデビュー勝ち。3~4歳時は下級条件の身だったが、昨年、3月に勝ち星を挙げたのを皮切りに、3連勝でオープン入り。
更に重賞初挑戦となったマーメイドSでも2着に好走すると、今年の春には中山牝馬Sで重賞初制覇。春のヴィクトリアマイルでも3着に健闘していたが、ラストランとなった10月17日の府中牝馬S(9着)の後に屈腱炎を発症。無念の引退となった。

同馬の母は現役時代、欧州GⅠ2勝、90年のアイルランド最優秀2歳牝馬に選ばれたカプリッチョーサ。馬主は西山 茂行氏、生産者は鵡川の西山牧場。
馬名の意味由来は「冠名+ギムレットと同じジンを使ったカクテル名」。JRA通算獲得賞金は1億5,259.4万円(付加賞含む)。

ニシノブルームーン
(牝6、美浦・鈴木伸厩舎)
父:タニノギムレット
::カプリッチョーサ
母父:Alzao
通算成績:19戦6勝
重賞勝利:10年中山牝馬S(G3)